文學界(2022年12月号)

2件の記録
- ばるーん@ballo____on2025年5月21日読み終わった『オン・ザ・プラネット』(複数の認識が拡散して混ざって一つになって……みたいな鳥取砂丘に着いたシーンが)が好きすぎるがあまり『光の痕』の抑制ぶりに驚く。すごい偶然で、磯崎新を調べていたので、主人公の見る灰色の光景は、磯崎新的な(というと広すぎるけど)未来に廃墟になる都市の写しだと読んだ。(著者が『空間へ』を読んでいたし…) でも青年一人の認識に費やした枚数を思うと、新しいものがあんまりなかった気がする。めっちゃいいシーン(色彩を読み手に迫るような)がいくつもあったのは美点。