ジル・ドゥルーズの「アベセデール」 ()

ジル・ドゥルーズの「アベセデール」 ()
ジル・ドゥルーズの「アベセデール」 ()
ジル・ドゥルーズ
KADOKAWA/角川学芸出版
2015年9月18日
4件の記録
  • 20世紀を代表する哲学者、ジル・ドゥルーズへの盟友であるクレール・パルネによるインタビューを捉えたフィルム。 小話としてお読みいただきたいのだが、ドゥルーズは哲学史研究と哲学することの関係を、画家の仕事に例える。 その上で、ゴッホやゴーギャンの絵画は現前する色彩に慄いていた、と喝破する。ゴッホの、イモの色に溢れていた初期の絵にある、かれ自身が「まだ色彩を描く腕前に達していない、まだ画家ではない」とする謙虚さに感動する、と哲学者は云う。 それは、哲学者(とりわけドゥルーズ)が哲学史研究で腕を磨いてきた過程と重なり合うのかも知れない。
  • 観念して、定価の2倍で買ったわけだが、大満足。 噂の「G comme Gauche(左派)」鑑賞後に余韻に浸る。 冒頭で革命を否定する新哲学派に対して、そもそも今まで成功した革命はあったのかと一笑に付す。革命の行く末を案じるのではなく、「革命的になること」、革命的主体への生成変化を説いた上で、左翼は知覚の問題だと結論づける。 人権概念がエリートによる偽善で空っぽであること。空疎な抽象としての人権より、苦境に立たされた当事者が作り上げる判例の積み重ねを信じるドゥルーズ。 日本人の知覚が左翼的だというくだりはいまいちわからなかった笑
  • ジャーナリストである盟友、クレール・パルネ氏による、哲学者、ジル・ドゥルーズ大先生へのインタビュー映画。 『H』、哲学史の項目を観る。哲学史だけに、プラトンが出てくる。 哲学は、抽象的なものでなく、絵画や音楽と向き合うのと変わらない、とのこと。 アルファベット順に項目が並んでいる。 個人的なオススメは、『G』、左翼の項目である。 発売当時、哲学が分からない父親向けに買った。
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