ヤノマミ

6件の記録
ゴコ@goko18102026年5月15日読み終わった読了。 『懐妊から10回の満月が過ぎ陣痛が始まると、少女は痛みで泣き続けた。丸二日、泣き続けた。四十五時間後に無事出産した時、不覚にも涙がでそうになった。おめでとう、と声をかけたくもなった。だが、そうしようと思った矢先、少女は僕たちの前で嬰児を天に送った。』 衝撃的…。文章が上手。感動喜びの感情から、無慈悲な決断、悲しみへの下りが早過ぎて混乱した。 『ハンモックの脇にワトリキから持ってきた弓矢が立てかけられていることに気づいた。森の中では、あれほど大きく、勇ましく、時に禍々しくも見えた弓矢が、とても小さく見えた。それは、もはや狩猟のための道具ではなく、アマゾンの空港でよく売っている民芸品のようだった。』 町に留学してきた青年の家を訪ねた時の文章。劣等感…を感じてしまったのか…。「民芸品のようだった」…なんて、悲しさが伝わってくる文なのだろう。 前半では暗く深い森の中で暮らす民族への畏怖が、後半ではそれが失われていく事への寂しさと、何が正しいのか、問いかけられている。 筆者がワトリキに150日間滞在していた2008年からもう18年経っている。もうこの時の風景はないのかもしれない。ただ同じ地球に生きていてほんの20年前にまったく違う価値観で生きていた人々がいた事に驚きと、少しの救いを感じた。たまたま現代の社会の形になっているだけで、ヤマノミの様な社会が当たり前になっていてもおかしくなかったのかも。広い視点でたった一回の人生を楽しみたいと思ったり 衝撃的な内容で先が気になって2日間で一気に読んでしまった。 ドキュメンタリー番組も見てみたい。



ゴコ@goko18102026年5月13日読み始めた『ただ雨だけが降り続ける毎日。雨は時間の感覚を奪い、森の中で生きることの無力さを知らしめ、同時に無力であることを心地良くさせた。 ここにはまるで違う時間が流れているようだった。僕は時計を見ることが少なくなっていった。』 「読み書きのない世界」に紹介されていた本。 インターネットで世界中の事を調べられてしまう現代の自分が生きてるこの世界が全てでない事を感じる。富を貯める事をしないなど、価値観が違うし、これでいい世界があるんだな。









