ポートレイト・イン・ジャズ

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- 自分@Me_me2025年1月8日読み終わった感想村上春樹のエッセイを読んだ。 音楽という抽象を、色彩を纏った言葉に置き換える。その鮮やかさ。完璧だと思った。ただ純粋にそう感じた。 いつものようにエッセイ本を読み始めたのだが、あまりにも文章が的確すぎて、途中から読み方を変えることになった。というのも、元々ジャズが好きで知っているミュージシャンも多かったのだが、知らない名前が出てくると、まるで答えをカンニングしたような気分になったからだ。 だから一通り曲を聴いてから再び読む、という贅沢な読み方に切り替えた。結果として読了には時間がかかったが、得られた満足感は人生一と言っても大げさではない。 言葉を愛する人に。音楽を愛する人に。ぜひ読んでほしい一冊である。