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自分
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@Me_me
学生。 本を読了したらぽつぽつ書き込んでいこうと思います。
  • 2025年10月3日
    ワニはいかにして愛を語り合うか (新潮文庫 た 49-1)
    あまりにも面白い
  • 2025年9月30日
  • 2025年9月28日
    白夜
    白夜
  • 2025年9月18日
    白夜
    白夜
  • 2025年9月18日
    砂の女(新潮文庫)
  • 2025年9月13日
    砂の女(新潮文庫)
  • 2025年9月12日
    内在的多様性批判
  • 2025年9月12日
    火花
    火花
  • 2025年9月11日
  • 2025年9月11日
    異邦人
    異邦人
    肌寒い湿気た風に、ほんの少しの塩の匂い。『異邦人』を読んでまず思い浮かんだのは、そんな感触だった。乾いているのに湿っている。心地よさと不快さが同居する、矛盾した空気。その風の中でページをめくっているような読書体験だった。 主人公ムルソーは、無関心な人間に見える。母の死に涙せず、恋人に愛を告げられても「意味がない」と答え、人を撃った理由さえ「太陽のせい」だと言う。 けれど本当にそうなのだろうか。むしろ彼は、蝶の羽をむしり取ってしまう子供のように、残酷なほど純粋で、眩しいほど素直な心を持っているだけなのかもしれない。飾らず、気取らない。彼はただ、世界をそのまま受け入れているのだ。 だが社会はそれを許さない。裁判で裁かれたのは殺人そのものより、「母の死に涙しなかったこと」だった。常識や道徳という名の荒波が彼を押し流そうとする。その姿に私はぞっとした。そして、なぜか少しほっともした。 なぜなら最後にムルソーは、「世界のやさしい無関心を受け入れる」と語るからだ。そこにあったのは絶望ではなく、静かな救いだった。意味なんてなくてもいい。ただ海辺に立ち、潮風を浴びながら呼吸している。それだけで十分なのだと教えられた気がした。
  • 2025年9月9日
    異邦人
    異邦人
  • 2025年9月8日
    パン屋再襲撃 (文春文庫)
    気づいたら読了していた。というか、読んだ感触すら、夢だったのでは?というレベルでふわっと終わる。まるで本の中に「寝ぼけながら歩く通路」みたいな空間があって、そこでぐるぐるしてるうちに外に放り出された、そんな感覚。 収録されている短編すべてに共通する感想、それは一言、「あっけない」。 タイトルに踊る【パン屋】とか【象】とか【ねじまき鳥】なんて、それだけでこっちは身構えるのに、読めば読むほど「で、結局これはなんなんだ?」と目が泳ぎ出す。でも気がつけば読み終わってる。しかもなんだか納得している。くやしい。 春樹作品の真骨頂は、例えるなら「高熱のときに見る夢」。これは言い得て妙。現実味はない。でも筋がある。いや、筋っぽい何かがある。 それに、キャラクターたちの軽快なセリフ回し。あの軽さ。ときに真顔で飛び出す冗談。まるで作者の筆が勝手に踊り出して、春樹本人は横でアイスコーヒーでも飲んでたんじゃないか?というくらい自然体。 こちらとしては、もう物語にしがみついて読むしかない。現実と非現実のはざまを泳ぎながら、なんとか意味を見つけようとする。でも、そこに意味なんて最初からなかったのかもしれない。 それでも読後感は不思議と悪くない。むしろ心地いい。これはいったい……? 結論:これは小説ではない、詩歌である。 そう思うしかない。鈍才の私には、それが精一杯の理解。
  • 2025年1月8日
    ポートレイト・イン・ジャズ
    村上春樹のエッセイを読んだ。 音楽という抽象を、色彩を纏った言葉に置き換える。その鮮やかさ。完璧だと思った。ただ純粋にそう感じた。 いつものようにエッセイ本を読み始めたのだが、あまりにも文章が的確すぎて、途中から読み方を変えることになった。というのも、元々ジャズが好きで知っているミュージシャンも多かったのだが、知らない名前が出てくると、まるで答えをカンニングしたような気分になったからだ。 だから一通り曲を聴いてから再び読む、という贅沢な読み方に切り替えた。結果として読了には時間がかかったが、得られた満足感は人生一と言っても大げさではない。 言葉を愛する人に。音楽を愛する人に。ぜひ読んでほしい一冊である。
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