鼻に挟み撃ち

3件の記録
- 単独派@VvV06992025年8月3日読み終わった好き好き大好き超愛してる『今井さん』 音を聴く時、その音以外は本当に聴いていないのか。その音はその音でしかないのか。今井さんに提出した文字起こしの中に含まれる、記録されていない声は存在しないと言えるのか。 『私が描いた人は』 アウフヘーベン 『鼻に挟み撃ち』 ゴーゴリ『鼻』×後藤明生『挟み撃ち』(ゴーゴリ『外套』を下敷きとした)×いとうせいこう 聖橋口で演説をするマスクの男は、鼻をなくしたいとうせいこうで、その演説を衝立を挟んで聞いていた男は、ある朝突然いとうせいこう(?)の鼻になった後藤明生だった。 私小説的な部分もありながら、ポストモダン小説で、政治小説でもある。 小説を書くとはどういうことか、悩む人の背中をさすってくれるような優しさもある。 かなりの傑作。 『フラッシュ』は未読