七人怪談
17件の記録
風邪ひき@damdamdan2026年6月21日読み終わったなかなかに充実してて良かった。 発見・出会いがあった。 けっこう積読状態だったのを、文庫発売&第二弾も来月発売と目にしたので、手に取った。 特に目当ての作家がいて購入した訳ではないが、やはり澤村伊智は趣向も怖さも抜けていた。めちゃ上手い。 『祝山』がそんなにハマらなかった加門七海の短編もこれは上手いなと楽しんだ。 楽しみにしていた三津田信三の短編は自分には冗長に感じてしまった。などなど。 出会いは、菊地秀行(菊地成孔のお兄さん)の怪談時代小説が、めちゃくちゃ自分好みだったことだ。ホラーの好みにおいては理由を説明されると冷める方だが、今作は因果が示されるのに、起こることは因果と整合性が微妙に取れてなく、それが不気味。というか、人が思い込もうとしてる因果なんて、生と死を含む世界の混沌さの前では無意味、という感じで。 怖さの描写も好みで、映画でいうと中川信夫の『東海道四谷怪談』や『生きてゐる小平次』のような(知られてないものを知られてないものでたとえる愚行をお許しあれ)、無音の中でふっとあの世の地獄を覗き見てしまう怖さ。アメリカ映画やJホラーとも違う、昔の映画の、音数の少ない、知らぬ間に刀の刃がスーッと首筋を通るような、そういう緊張感のある怖さで、ちょっと痺れた。 菊地氏のこの系統(幽剣抄シリーズがこれにあたるらしい)を買おうと思う。









ぬこむら@nucomu_rice962026年6月9日読み終わった大変満足なアンソロジーだった。 澤村先生の作品は見覚えのある名前も出てきたりして、読んでいてわくわくした。氏の作品は薄っすらと他の作品と地続きなのだと匂わせるところが好きだ。 三津田先生は流石の一言。ぼんやりとした輪郭しか見えない怪異が最後にしっかり憑いてくる理不尽さにちょっと笑った。 他の作品も全て、じっとりとした恐怖を味わわせてくれた。













