ヒトは生成AIとセックスできるか
7件の記録
ドッグストエフスキー@dogstoevsky2026年6月29日友人から借りて読んだ。この主題については考えたことなかったので、面白かった。 本作を貫くテーマは「他者の身体」である。我々は普段生活していると、他者の身体より自分の身体を意識することの方が多いと思う。痛みやら快感やらを感じるのは自分の身体だけだから。しかし、本作では、「我々は眼前に他者の身体が存在する時、それを無視することはできない」という実存的な前提が共有される。たとえそれがロボットであっても、身体として捉えてしまうと、他者の身体は我々にとって良い意味でも悪い意味でも無視できない。労わって撫でるか、性的に欲望するか、あるいは強制収容所に連れて行かざるを得ないのだ。 セックス・ロボットを作る人々は、意外にも性的用途以上に、心を再現することに意欲的だ。おそらくセックスが最も人間的な行為だと我々が感じているからこそ、逆説的に科学者にとって最もチャレンジングな課題になるのだろう。セックス・トイ業界は市場規模も大きく、耳目を集めやすいということもあるだろうけど。(ところで、インターネットポルノの経済規模は映画産業と同じくらいらしい!) 最後に、私もセックス・ロボットについて考えてみたけれど、消極的な理由から賛成だ。人間の相手ありきのセックスが重んじられすぎているからだ。著者が終盤で述べているとおり、人間の姿から解放されたセックス・ロボット、例えば触手が生えてるとか、人間とは大きくかけ離れた形状のものが普及すれば、人間の性生活はより豊かに、そして、現在の窮屈なセックス観から解放されると思う。 ところで、レイプ妄想が一般的なのは知ってたけれど、交感神経を刺激するからではないかという考察はおもしろかった。










