聖遺物崇敬の心性史 西洋中世の聖性と造形
6件の記録
- 垣本@kakimoto2026年7月10日読み終わった名前だけは知っているけど具体的なことは知らない聖遺物について 王権との結びつきのくだりが面白かった 東方の三博士、よく分からない存在だと思っていたけど結構な超解釈をされている 本文は本自体の半分ちょっとでサクサク読める とはいえ大量の注と活用できる人が何人いるのか疑問を感じる参考文献だ…… ちょっと前の本だけど他に日本語で読める関連本はあるんだろうか


- ありたろう@reads-arihiro2026年5月6日読み終わった現代より信仰の占める地位が遥かに高く、しかしその理論を体系だって伝える手段は遥かに乏しかった時代において「メディア」として聖遺物、芸術がどのような役割を果たしたか、その「リアルな感覚」をさざなみのように伝えてくる著作。 しまいには終章でデューラーの自画像と遺髪を組み合わせてどうだ、と言われた時にはもうほんとそこまでしてもらわないと分からないバカですみません、、という気持ちにすらなる。 それはさておき、サントリー学芸賞を取った著作をこれまで何度か読んできたが、古今東西、我々が日本社会で現に体験している「いま、ここ」ではないどこかに在る「リアルな感覚」を「いま、ここ」にいる我々の眼前に運んできて、顕現させる熱と説得力を帯びた著作が多い。 一般には知られていないが、自分が確かに存在を確信している「リアルな感覚」はこのように確かにあるんだよな、という感覚は何かを深堀れば間違いなく覚えるものであり、その意味で物を書くというのは信仰告白であり、典礼であり、布教であるのかもしれない。いつか自分もそのような物が書きたい。



