幸福な監視国家・中国

幸福な監視国家・中国
幸福な監視国家・中国
梶谷懐
高口康太
NHK出版
2019年8月10日
4件の記録
  • moto
    moto
    @hadaly1984
    2026年8月16日
  • euy
    euy
    @euy
    2026年8月15日
    読みやすくて4時間くらいで一気に読めた。 中国では、道徳的な行動をとったら加点し、反道徳的な行動をとったら減点する信用スコアの制度が実際に導入されてる地域があるって書いてあって、完全にディストピア小説やんって思った。 が、実際は今はちゃんと運用されてなくて形骸化してて、ほぼ全員が加点も減点もされてなくて同じ点数になってるらしく、なんか人間らしくてほほえましい。日本でやってもそうなりそうw でも今後はどうなるか分からないとのこと。 政治的な平等や法の支配を重視する社会(西洋)と経済的な平等や徳のある独裁者による分配を重視する社会(中国)は、やっぱり成り立ちが違っているという説明は、なるほどと思った。 今後の中国の未来像として、著者が予想する「士大夫たちのハイパー・パノプティコン」(テクノロジーを用いた独裁社会なんだけど、テクノロジーの進歩が速すぎて、独裁者がテクノロジーのことを理解できないので、技術者が独裁者を監視して気に入らなければ独裁体制を崩壊させることができる)もリアリティがあった。 本書のとりあえずの結論は、監視社会やそのテクノロジーの是非について、考え続けることが大事だよね、みたいなありきたりな感じだったけど、こういうありきたりな結論にしかならざるを得ないのかもしれないなあ。 引用されてる本やその著者が、自分も読んだことあるものor前から気になってたものが多くて、自分と読書傾向が似てるなあって思い、自分と好みが似ている中国の学者(たち)が考えたらこういう思考過程をたどってこういう結論にたどりつくんだなあってのが勉強になった。
  • お招きした本
  • 晴月
    @tmm-sd
    2026年5月31日
    中国は日本よりも国家権力が強いなか、政府主導ですごいスピードで監視、管理社会化が進んでいる。それをオーウェルの『1984年』のようなディストピアとして単純に捉えるのではなく「最大多数の最大幸福」を実現するための功利的な捉え方もできることを、中国の状況をレポートしつつ解説している。 中国ほどではないにしろテクノロジーを用いた監視管理社会化は世界中の潮流ではあると思うので興味深く読めた。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved