晴月
@tmm-sd
- 2026年9月30日
らくごde枝雀桂枝雀(2代目)読み終わったお笑いのことを緊張の緩和と表現し、落語のサゲを四種類(ドンデン、謎解き、へん、合わせ)に分類する。 落語にもお笑いにも詳しくないから、そうなのかなぁ、くらいであまり実感はわかない。 - 2026年9月28日
全訳 源氏物語 二 新装版水口理恵子,紫式部,與謝野晶子読み終わった改めて現代語訳で読むとやはり感じ方が違って発見が多い。 明石の君は源氏物語屈指の幸運な女という感じで語られるけれど、本人はめちゃくちゃ辛そうで悩みが多い。可哀想‥。明石の君が京に上ってくる松風の巻がしみじみしていて面白かった。 紫の上と源氏は理想的な夫婦として描写されてるが、やっぱり彼女の立場も盤石でないからこそ嫉妬する女としての面が出てくるんだろうな。朝顔とかいいかげんにせいよという‥。こっちも可哀想。 そして秋好中宮や玉鬘というかつての恋人の娘に対するセクハラオヤジっぷりがまじでキモい。玉鬘は一心に父親の内大臣に会いたがってるのに‥信じられないくらい哀れ。 須磨への流謫を経て政界に復帰して都で重い地位を得ていく中で、どんどん源氏がキモいクソオヤジになっていくという‥。このへん、当時の読者的にはどう受け取られていたんだろうか?やっぱり源氏が素敵に見えるのか?わけがわからない‥。 - 2026年9月24日
地獄の楽しみ方 17歳の特別教室京極夏彦読み終わった言葉の伝わらなさとか、勝ち負けの土俵に乗るべきじゃないとか、なんとなく役にたつようなそうでないような京極夏彦的な考えがわかる本。 青少年向けの講義がベースなんで平易な軽い読み物。 - 2026年9月19日
美濃牛殊能将之読み終わった個人的にはあんまり話の進みのテンポがよくないと思う。いつ面白くなるのかな〜と思いながらのんびり読んでたら全部終わってしまった。事件が起きるのが飛び飛びで緊迫感が薄い。 でも最後の真相にはびっくりした。鋤屋和人そこにいたのかよ‥と、想像もつかなかった。 一番謎なのは窓音。まじで何を考えているのか最後までわからない。いつプロポーズされてたっけ?とか、なんで天瀬でいいのかな‥とか。彼女はアリアドネがモデルなのかなぁ。ミノタウロスの話との重なりがあるようなないような。 キャラとしては出羽さんがいちばん面白い。映画版のきれいなジャイアンみたいな人だな〜と思った。 名探偵石動としてシリーズは続くけど、今のところ続編を読みたい気持ちにはなってない。 - 2026年9月18日
- 2026年9月15日
総会屋とバブル尾島正洋読み終わったいま思うと不思議な存在なので、総会屋がどういったものだったのか知りたくて読む。 昔の、松本清張とかのミステリーにたまに出てくる裏社会の人という印象。 その名の通り株主総会を荒らす人たちなんだが、企業トップが株主総会を短時間で簡単に終わらせようとしなければ、頑張って縁を切ることができそうではあったな‥。 もっと暴力的なイメージだったけど、意外と会社研究をしてる人たちがいてびっくり。 - 2026年9月8日
方舟夕木春央読み終わった結末のどんでん返しの絶望感がすごい。確かにこれは傑作。 それにしても時間がない中でそれを無駄にしてるのがじりじりきた。誰か置いて行ったとしても最速で救助呼べばなんとかなるかもしれないのに‥。まあそれも犯人の術中だったわけだが。 細かいことをいうと都合良く探偵役の翔太郎がいてこいつは何なんだとか、矢崎親子は別にいらなくないか?とかあるけど、総じて面白くて満足。 でも怖かったな‥。 - 2026年9月6日
QRコードの奇跡小川進読み終わったQRコードの三角にある変なマークにこんな大きな意味があるなんて知らなくてびっくり。 開発のところはもちろん面白かった。でも良いものを作るだけじゃダメで、普及のために標準化を働きかけるところが大変そうだったのが辛い。ビジネスって難しい‥。 - 2026年9月6日
同志少女よ、敵を撃て逢坂冬馬読み終わった結末でこうなってしまうのか‥と暗い気持ちになった。ミーシカ‥。 イリーナの心情や背景がけっこう気になった。あとオリガも。 途中オリガの豹変にはびっくりしたけど、後から振り返って読み直すと伏線はある気がする。 シャルロッタはひたすらかわいい。数少ない癒し。 キャラクターがよく描かれていて作品としては面白い。でもテーマが暗いので当然のことながら読後感はあんまりよくない。 - 2026年9月6日
黒後家蜘蛛の会1アイザック・アシモフ,池央耿読み終わったみんなが気づかないことをヘンリーが気づいて指摘してくる、という毎回お決まりの王道パターンに安心感があって面白い。ヘンリーと他メンバーが仲良しなのもいい感じ。 この中だと「明白な要素」が一番意外で騙される。確かにそうだけど、そこは疑ってなかったな‥という。 ただ短編で毎回落ちがつくから、続きを読まなくてもいいな〜と思う。 - 2026年9月1日
ガウディの伝言外尾悦郎読み終わったすっごく面白くて十二分に読む価値がある。 わかりやすい言葉で書かれているのに気づきが多い。作者の経験から得たものばかりなので、この人にしか語れない内容になっているのがよい。 サグラダ・ファミリアはいつか実際に見に行きたい〜。 - 2026年9月1日
読み終わったキャラとしては山王社長がいちばん好きなんだけど、正直この人が死ぬまで物語の展開というか落とし所が全く読めず、「何を読まされてるんだ‥?」とモヤモヤしてしまった。 息子の耕一がメインになるに至って話のテーマが見えてきたが、耕一のことは全然好きになれなくて話に乗りきれなかった。 話の終わりも微妙。経歴的にはここから勝つことになってるから、そこまで盛り上げていけばよいのに‥と思った。 総じて各エピソードの紙幅の割き方をミスってる気がする‥。 あと主人公の働き方も現代だとコンプライアンス的にNGだよな‥。 話の中に派遣法改正が出てくるから2000年代前半かな?そのころならまあ‥こういうものなのか? いやでも百歩譲って山王社長の馬主活動マネージャーはともかく、社長の死後は会社に雇用されてる身なのに業務内容が「前社長から馬を相続した息子(会社とは関係なし。学生のち無職)の馬主活動マネージャー」はマズいだろ‥。 - 2026年8月30日
ドラッカー名著集(12)P Fドラッカー,上田惇生読み終わったドラッカーの半自伝。ドラッカーが人生で出会った面白い人たちについて語られている。 有名な人もそうでない人もいるが、みなそれぞれ個性的で面白い。 ぱっと見ドラッカーがすごく人に恵まれてるように感じるけど、実際のところ人の長所を見つけるのがうまいんだろうな。聞き上手っぽいし。 - 2026年8月30日
平安時代の男の日記倉本一宏読み終わった人の日記は面白いものだと思うけど、平安時代の古記録は日記というより業務日誌みたいな感じ。 紙は貴重品だし儀式の故実をどれだけ残しているかがその家系の価値につながるからな。 - 2026年8月27日
- 2026年8月25日
メインテーマは殺人アンソニー・ホロヴィッツ,山田蘭読み終わったうーん‥。面白いか、これ? ミステリとしてはよくできてる。 自分の葬儀の手配をした当日に殺されたのはなぜ?という謎に対して、完全に納得できてしかも意外性のある結末になっているのがよかった。 ミスリードにもしっかり騙された。 いやでもキャラが‥。ホームズ役のホーソーンとワトソン役の「わたし」ことホロヴィッツの間の信頼関係が皆無で終始ギスギスしてるのが、読んでて苦痛。 シリーズものだからここから関係性が深まるのかもしれないけど、続きを読む気にはならないなぁ。 - 2026年8月22日
- 2026年8月22日
限界国家楡周平読み終わった日本の現状を憂えてデータと共に描写している、という作者の動機や危機感はわかるんだけど、小説として面白くはなかった。最初から最後までイライラさせられっぱなし。 まずコンサルに調査を依頼するという話の建て付けが微妙(自分のとこのシンクタンクで調べさせろよ)だし、途中出てくるベンチャーの根本がまじで嫌(これはオールドな自分の僻みかも?と思わせられるとこも余計に嫌いになる理由)。 メタバースやNFTは確かにちょっと流行ったけどそこまで主流にはならなかったな〜。 総じて希望はない。若者が夢見てる描写はあるが、夢のない平均的、中流以下の若年層にはなおさら希望はない。 経験や知識が未来に役に立たないとするとこの小説を読むことにも意味はない。楽しくないからおすすめはしない。 - 2026年8月21日
火星の人〔新版〕 下アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わった絶対助かるんだろうなって結末は最初から見えてたけど、そこにたどり着いた時はやっぱりちょっと感動した。 こういう性格じゃないとこの状況で正気を保っていられないだろうから、ワトニーの性格はしょうがないんだけど個人的にはあんまり好きじゃなかった。 地球でハラハラしてる人たちの様子のほうが面白く感じたけど、そこはあまり分量を割かれてない。 〈ヘルメス〉が命懸けでワトニーを助けに行くのも感動的でいいんだけど、そこに至るクルーの絆が物語の中の描写として少ないから、若干説得力に欠ける。 総体としては面白いけど処女作だからかちょこちょこ筆力に物足りなさを感じる。でも『プロジェクト・ヘイルメアリー』はすごく面白かったから、作者はここから成長したんだろうな。 - 2026年8月18日
火星の人〔新版〕 上アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わったなんかちょっと単調に感じる。 当然ではあるけど生還という目的がぶれないからか、うまくいかない事が多くて波瀾万丈ではあるんだけどそれも予定調和っぽくて、読者として予想外の展開はまだない。 パスファインダーを見つけたところは面白かった。
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