晴月
@tmm-sd
- 2026年7月1日
「いき」の構造九鬼周造,藤田正勝読み終わった言語を民族的特性が表れるものと捉えたうえで、「いき」は他の言語にはない、日本的な精神特性を示すものであるとして考察する。 「媚態」「意気地」「諦め」を「いき」の要素として挙げて検討していく。 そう言われると他の言語にはない日本的な精神の在り方を示す単語なのかも。あんまりふだん意識してつきつめた意味を把握して使っているわけではないから、説明もしっくりするところがあったりなかったり。 - 2026年6月30日
ゴールドマン・サックスに洗脳された私ジェイミー・フィオーレ・ヒギンズ読み終わった女性差別とハラスメントに満ちたゴールドマン・サックスでの仕事を振り返って書かれた本。 とても面白いけどとにかく辛い。特に後半のイジメられっぷりが酷くて、休み休み読んだ。 著者は2016年に辞めてて、そこからまた世の中も変わってるけど、この企業風土は少しは良くなっているのだろうか? - 2026年6月30日
韓国カルチャー 隣人の素顔と現在伊東順子読み終わった著者が韓国社会に精通しているのは端々から伺えるけど、だからこそ最初に「なにこれ?」と思うことを遥か昔に通りすぎている感がある。 著者の体験談は面白いけど、韓国社会の解説はそこまでうまくないと思った。 あとドラマというフィルターが強すぎて‥。 韓国カルチャーが知りたい人よりは韓国ドラマをより詳しく理解したい人向け? - 2026年6月29日
- 2026年6月23日
ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女 上スティーグ・ラーソン,岩澤雅利,ヘレンハルメ美穂読み終わったなんとなく手に取ったので読む。想定外にめちゃくちゃ面白くてびっくり。 まだ本格的に謎を追いかける段階には行かず、登場人物がひととおり舞台に出てくるようなところだけど、皆それぞれ一筋縄ではいかない感じで興味深い。 登場人物がかなり多いので、そこだけ追うのが大変かな。 - 2026年6月23日
- 2026年6月22日
新エロイーズ(上)ルソー,松本勤読み終わったハマればロマンチックなラブストーリーに読めるはず。 最初の手紙からして、告白しながら相手を脅迫している「あなたは私を破滅させることができるんですよ〜(でもそんなことしないよね?)」ように見えて、なんだコイツらは、と思いながら読んだ。 サン・プルーがまじで嫌いなタイプの男。殊勝な態度を装っておいて自分勝手。まあジュリも結構な女だけど。 - 2026年6月20日
八本目の槍今村翔吾読み終わったよくできていて面白い。それぞれの視点からの話を読み進めていくにつれて、だんだんと関係性や全体像が見えてくるところがいい。 ただ歴史小説だからこそ、史実の壁が越えられないところがある。「俺のやり方で豊臣家を守る」とか言ってるけど豊臣は滅ぶんだよなぁ〜と思いながら読んでしまった。 作者の他の本を読んでても思うけど、すごく登場人物を魅力的に格好良く描いてくれるのに、敵役の描き方が弱い。すごい奴らが頑張ってるのにしょうもない奴らに勝てないように見えてしまって、面白いのに冷める。 - 2026年6月17日
ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛 (光文社新書 299)安冨歩,本條晴一郎読み終わった全体としての論調にどことなく腑に落ちないところはあるものの、ハラスメントについて考えさせられて為になる。 ハラスメントが「敵意」と「敵意というコンテキストをよんではならないという命令」からなり、二律背反状態に立たされてしまうことが整理されている。 アカハラを例にした説明はわかりやすかったし、『星の王子さま』がハラスメント被害者の物語として紹介されていて感じ方が変わった。 とはいえちゃんと学術的というよりは若干ファンタジックな表現(天使や悪魔とか)が散見される。少し前の本だからそういう時代性なのかな‥。 - 2026年6月15日
わたしの名は赤(下)新訳版オルハン・パムク,Orhan Pamuk,宮下遼読み終わった殺人犯は見つかったけど、「そうだったのか!」というすっきり感はない。ちゃんと話を読み込めてないのかも。全体的に難しい‥。 相変わらずヒロインのシェキュレはわけわかんない女で好きになれない。 あまりハマれないまま終わってしまった。 - 2026年6月7日
「うつ」とよりそう仕事術酒井一太読み終わったうつではないけれど体調不良もあり、仕事をするモチベがかつてないほど低下しているので読む。 ごく普通のサラリーマンがうつと付き合いながらなんとか仕事している、その工夫を伝えてくれている。 ‥とはいえ、読んでいて思うのは、この著者ってかなりまじめな人だなということ。うつの仕事術と言いながら相当がんばっている気配が‥。 こういうまじめな人がうつになりやすい傾向があるよな、と思いながら読んだ。 - 2026年5月31日
サド侯爵夫人・わが友ヒットラー三島由紀夫読み終わった普通にとても面白いが、やっぱりルネの心理はよくわからない。むしろ三島由紀夫もわからないまま書いていたのではないかという気がする。 「わが友ヒットラー」はタイトルからちょっと敬遠してしまったがこちらも悪くない。サド侯爵夫人とセットになる部分もあり、一冊にまとまっていてよかった。レームに興味を持った。 - 2026年5月31日
あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠キャシー・オニール読み終わったタイトルは刺激的だが、そこまでAIやビッグデータを否定しているわけではない。未熟なアルゴリズムや現実の世界の差別が混じったデータを元に作成された未完全なシステム、そしてそれが適切なフィードバックによって改善されないことを「数学的破壊兵器」と呼んで警鐘を鳴らしている。 - 2026年5月31日
- 2026年5月31日
幸福な監視国家・中国梶谷懐,高口康太読み終わった中国は日本よりも国家権力が強いなか、政府主導ですごいスピードで監視、管理社会化が進んでいる。それをオーウェルの『1984年』のようなディストピアとして単純に捉えるのではなく「最大多数の最大幸福」を実現するための功利的な捉え方もできることを、中国の状況をレポートしつつ解説している。 中国ほどではないにしろテクノロジーを用いた監視管理社会化は世界中の潮流ではあると思うので興味深く読めた。 - 2026年5月26日
- 2026年5月26日
未来職安柞刈湯葉読み終わったベーシックインカムが実現し、たいていの人が働かずに生活できるようになった未来で、職安で働く主人公の話。職安で紹介される未来の仕事内容がしょうもない事ばかりで面白い。 最後ちょっと出てくる主人公の職場の雇用問題を、結婚という安易でロマンチックで気持ち悪い方法で解決しようとしないでくれて本当によかったと思う。まあそれも一つの方法かもしれないが、SFにそれは求めてないので‥。 大塚さんのキャラが面白くて好き。ただバックグラウンドが読めなすぎる‥。 - 2026年5月25日
思考からの逃走岡嶋裕史読み終わったAIはとても便利でどんどん生活に浸透してきているが、AIに意思決定を委ねるとはどういうことかを問い直している本。 発行されたのは2021年なのでchat GPTなどのサービスが生まれる前だが、今読んでも充分示唆に富む。 特に1、2章の内容が面白かった。3章以降は現在のAIからするとちょっと情報が古くなってしまっているところがある。 - 2026年5月25日
ドストエフスキーの詩学ミハイル・バフチン,ミハイル・ミハイロヴィッチ・バフチン,望月哲男読み終わった - 2026年5月22日
滅茶苦茶染井為人読み終わった三人ともごく普通に生きてたのに、ちょつとした判断ミスで転落してくのがすごくリアル。ただNOと言えずにずるずる流されていっただけなのに‥と我が身にも通じる怖さがある。 話の構成はイマイチかなぁ。三人の話が全く繋がらずに平行のまま進み、最後の事故で出会って無理矢理終わらせた感がちょっと乱暴。エピローグだけ平和に見えるけど、結局どう解決したんだか。
読み込み中...
