偽情報戦争

偽情報戦争
偽情報戦争
小宮山功一朗
小泉悠
桑原響子
ウェッジ
2023年1月20日
2件の記録
  • ディスインフォメーションをキーワードに現在の情報安全保障に関して3人の著者がそれぞれの観点から各章をまとめた本。特に現代情報戦争における物理インフラと情報インフラに焦点を当ててるのが特筆すべき点であった。物理インフラのレジリエンスや、企業に掌握される論理インフラのガバナンス不透明さなど、これらが戦時に与える影響とその対応について、高市政権が考える国家情報局で十分に検討されることを望む。 そもそもサイバー空間はそろそろ規制が必要かもしれない。「民主主義が脅かされている」という具体的な一面を知った。しかしながら、自由な情報の堅持、データの分散、選挙の保護、で、民主主義を守ってく必要はある。 情報はもはや闘争手段のひとつであって安全保障の一領域である。
  • とろたく
    とろたく
    @takutsuna
    2026年5月31日
    ロシア軍事の専門家である小泉悠さんを中心に3人の軍事、サイバー空間の専門家が、国家や準国家主体によって自らに都合の良いナラティブを他国に広める手法。そして、日本に対してロシアや中国が具体的などのように取り組んでいるのか。また、昨今の問題となっている偽情報やフェイクニュースへの対策などを幅広く議論している著書である。 SNSが全世代的に普及している現代に置いて、偽情報(ディスインフォメーション)への脆弱性とそれへの対策が、民主主義や自由主義と如何に相性が悪いかを認識させられる著書だった。 根本の小説「プロパガンダゲーム」では、学生たちが仮装の国家とSNS上でプロパガンダにより世論を動かせるか競っていて、生々しく身震いさせられる内容であったが、今まさにそれが現実になっているように思え、軽く見ずにきちんと身構えられるようにならないと。思わされられた。
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