ディスコ探偵水曜日 中

ディスコ探偵水曜日 中
ディスコ探偵水曜日 中
舞城王太郎
新潮社
2011年2月1日
3件の記録
  • 猿馬大咳
    猿馬大咳
    @sarubaaaaa
    2026年6月10日
    とあるDiscordサーバーより転用 初めて感想を書きます。なのに何故中巻から書き始めるのか?──と申しますと、先ほど読み終わったばかりだからです。 この衝撃を吐き出したいがために、衝動的にこのサーバーに入ったくらいの、学生風情にはとんでもない感覚でした。とはいえ、まだ下巻を読んでいないので、読破されている方は暖かく見守っていただけるとありがたいです。 所感としては、「これはミステリではない!」です。もちろん褒め言葉の意味です。貶すためにサーバーに入ったわけではないのですから。 あらすじはちょっと面倒になってしまうので書けません。あまり夜更かしも出来ませんし、僕が書くとネタバレになりかねない。けれど、感想は少しずつ配慮できるように書きます。 ミステリの領域を超えて既知のミステリを圧倒的に置いて行ってしまっている。あまりにも解決がぶっ飛んでいる。上巻はいわゆる世界観説明も兼ねた伏線やら色々。それが、中巻のメチャクチャな展開にある程度の説得性を持たせているのが巧妙だと思った。 名探偵たちの多重解決も見事で、どれも「あれ、これが正解なんじゃないか?」というものばかりで、『パインハウス』の要素を隅から隅までしゃぶり尽くした約五〇〇ページ。これもまた上巻までで止めているが、『虚無への供物』の探偵役たちの推理合戦を彷彿とさせた。五冊目の三大奇書を呼ばれるのも、納得の面白さと難解さ。何度読み進める手を止めたのか数えきれない。 実際は世界観バトルそのものだったけれど、どれもが同じだけの強さを持つ推理で、どれもこれも不正解にするにはあまりに惜しい内容だったけど、最後の推理が一番ぶっ飛んでいて、あまりの強烈な『舞城ワールド』に溺れつつ、拍手を送りたくなるほどのメチャクチャ!──ここで言う「説得性」というのは、梢を取り巻く一連の騒動だったり、『パンダラヴァー』、『パインハウス』の事件と照らし合わせて、その程度に足る「過剰でなく、薄っぺらくもない」解決に送られる。 誤解を恐れずに言うなら、問題の出題者も回答者も全員イカれているので、全く問題が無い! むしろ、エンジェルバニーズと同じような反応をしてしまうこともしばしば。 下巻も噂通りのヤバさなら、今まで読んだ小説の中で一番好きまであるかもしれない。というか僕はメタミステリが結構好きで、今まで好きになっている小説は『姑獲鳥の夏』だったり『コズミック』だったりするので、その傾向はあると思う。 口がデカく、まだまだ作文能力も低いですが、とにかく面白い。 ここまでで四〇〇〇円の価値があると思いました。夜も遅いのでこれで終わりにします。おやすみなさい😪
  • 二色
    @2shiki
    2026年5月25日
    ほんっとに面白い。不条理メタミステリーとしてあまりにもクオリティが高い 私の知る限り、これに比肩する作品は白井智之の『ディテクティブ・オーバードーズ』か、麻耶雄嵩の『メルカトルかく語りき』あたりだと思うんだけど、本作品はそこに衒学趣味とライトノベル的な表現(天才的なオノマトペを含む)まで盛り込まれていて、あまりにも混沌を極めている 中巻は、最もミステリーに、そしてアンチミステリーに向き合ったパートで、多重解決ものとしての究極的な解答を見せつけられた感覚がある あと下巻への引きが完璧すぎる。中巻読み終えた瞬間にリアルにひっくり返った
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