項羽と劉邦 上
14件の記録
積読山脈@book_mountain2026年5月12日読み終わった時勢だけでなくその地その人々の性質をも描写しつつ史記を追っている感覚。題の項羽にしても劉邦にしても、秦将の章邯・司馬欣・董翳にしても、好感一辺倒な人物はいないし、それこそが歴史物なのだなと思わされた。 上巻の最後が中々に苛酷な締め方。楚軍と投降した秦軍との間に不和が起こり、潜在する脅威排除のために秦兵二十余万を坑にしたとはなんとも……。その後の章邯らの覇気が無くなるのも尤もな仕打ちだ。 これを読んでつくづく思うのは、中国のあの広大な土地と種々の人々を一国として治めること自体が間違いとは言わないまでも無理難題ではないのか、ということ。やはり分割統治が一番丸いんじゃなかろうか。
積読山脈@book_mountain2026年5月11日読んでるちーまちーま読み進めて鉅鹿の戦い終結。 項梁がいなければ項羽も劉邦も頭角を現すことはなかったのかなぁという印象。無職ごろつきの劉邦も猪突猛進の項羽も上に立つに相応しいようには思えないけども、そんな2人より宗羲と趙高があんまりな奸臣で早く退場しないかなぁという気持ちの方が強い。宗羲を切ってくれてありがとう項羽。Wikiを覗いて今かと待っていたよ。 歴史というのは本来、どの立場を見ても完全に同意できるものでもないし、気持ちの良いヒーローも聖のような善人もいないものなのだなと感じた。物語として読むには心的距離を離す必要がある。
積読山脈@book_mountain2026年4月28日「瓜一つでもよく肥って、内側から果肉の力がみなぎって皮までが光っていた」 頁215 なんてことのない内容だけど、表現が好き。瓜の高品質さがありありと目に浮かぶ。
積読山脈@book_mountain2026年4月28日読んでる作中の描写や説明を読むとつくづく思う。 庶民というのは現金な上に自分勝手なもので、自分たちでは色々とままならないから頭領や王を、時には強制してまで仰ぐというのに、頭として立った彼らが期待を満たせないとなるとすぐ叛意を抱いて滅ぼそうとする。 学がないと何も出来ず他人に頼るしかないのに、期待外れとわかるとその頼った相手を滅するまで叩く。これが衆愚というものか。
積読山脈@book_mountain2026年4月15日読んでる地名を地図でなんとか追いつつ。 陳勝・呉広の乱あたりで叔父の項梁と共に項羽が立つところまで。 始皇帝が死んでから趙高が暗躍する所が生々しくて逆に新鮮だった。これまで暗躍を事細かに描写した作品を読んでこなかったからか。 次は劉邦の話になろうか。引き続き電車や休憩中にちまちま読み進めよう。




