都市の誕生: 古代から現代までの世界の都市文化を読む

6件の記録
本屋lighthouse@books-lighthouse2026年8月30日読んでる都市理論家で歴史学者のリチャード・セネットは、モダニズム信奉者は都市設計の技術の質を引き下げ、都市の複雑な社会構造を崩してしまったと述べた。彼がとくに強調したのは、都市の高層化によって街頭の賑わいが消えてしまったことだ。(中略)。「ロンドンの街には、『都市らしさ』、つまりとりとめのなさがある。とりとめのないところがいいのだ」(p.71) 「密集性、多様性、無秩序をもたらすものが排除されている」(同上)のはよろしくない。えてしてユートピア思想は「整っている」ものを求めがちだが、その結果はだいたいディストピアをもたらしている。



本屋lighthouse@books-lighthouse2026年8月29日再読これから読む植民地主義と資本主義の手の取り合い、みたいなことを考えながら閉店後のお店を彷徨いていたら、実家から持ってきて放置していた本書と目が合う。植民地主義と資本主義と都市(化していくことへの欲望)はどこかでつながるはず。ということで10年以上の時を超えて再読へ。いま新刊流通してないんだよね。重版もしくは文庫化希望!



本屋lighthouse@books-lighthouse2026年8月29日読んでる都市は、かつての住民たちがたどった人生の痕跡を抱えている。「あらゆる都市は過去を封じこめた地層と同じで、三歩も歩けば過去の亡霊に出くわす」初期のシチュアシオニストであるイワン・シチェグロフのことことばは、まさに的を射ている。(p.11) ここのところ亡霊/幽霊についても考えているから、やはりぴったりの本だった。都市には幽霊がいる。都市が資本主義の象徴だとしても、幽霊の棲家でもあるということが抵抗のとっかかりとなるかもしれない。
積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2026年6月7日かつて読んだ「数千年前、メソポタミアの人びとは先祖代々住み暮らした村々をあとにし、大きな共同体で見知らぬ他人とともに生活するようになった。それはいわば、生活と自己認識における革命だった。こうしてつくられた古代の都市共同体には、いまや世界共通のものになった都市文化が混沌と入りまじっていた。ここから文明を構成するさまざまな要素が生まれたのである」 2013年9月15日日本経済新聞書評欄掲載






