覘き小平次
4件の記録
𓇌𓅱𓇌@dccxxiv___2025年12月26日読み終わったp.171 人は死ねばそれまでだ。人は自分を包む膜から出ることは出来ぬし、他人の膜の中に入る事も出来ぬ。命尽きれば萎んで罔くなるだけ。死ねば厚みはなくなるのだ。厚みのないものは悲しんだり恨んだりせぬ。それは小平次が何より能く知っていることである。浮かぶも沈むも、凡ては生きている者の気持ち次第。何事も残った者の独り芝居に過ぎぬのだ。
テキサス書林@texasayumi2025年5月1日読み終わった久しぶりの京極夏彦。京極夏彦はルビがあってこそですね。「西へ行く」なんて表現(仏教用語で亡くなると同意)にも膝を打つ。随所に感じるニヒルさがまた、もうすごくいい。 覗き小平次は著作の中ではメジャーな方ではないかと思うけど、淡々と身体が冷えていくような怖さは随一だった。これぞ怪談。夏に向けて京極夏彦熱が上がってきました。

