島はぼくらと
34件の記録
kake@kake_062026年1月27日読み終わった瀬戸内海に浮かぶ小さな島、冴島を舞台に、淡い恋と友情、大人たちの覚悟、出会いと別れに揺れる高校生たちを描いた一冊。 まず、田舎や島の生活のリアリティについてである。島の人々の関係性や地域産業、行政の取り組み、医者不足や高校生たちの進路など、島の生活ならではのトピックが多角的に描かれており、冴島を想像しながら読むことができた。 次に、一緒に過ごす時間の大切さを伝えてくれた。親は子が高校生になるまでの期間限定での生活を覚悟している点、朱里の母と祖母が望まぬ形で親友と離れてしまった点、蕗子とヨシノの別れなど、要所で別れについて触れていた。比較的都会で育つ私はまだ大切な人との別れを経験していないが、今大切にしている関係性は永遠ではないことを認識させてくれた。この別れという認識が強まったからこそ、新が島に戻るつもりであることや数年後に朱里が帰ってきたことにより喜びを感じたのだろう。(源樹は帰ってくるのか、、?) 最後に、赤羽環の登場である。『スロウハイツの神様』を読んだ私にとって、環の登場は驚きだった。そして、環の「ヨシノさんが今住んで手伝ってくれているのは、私の大事な人の故郷です」という言葉には、うまく言葉にできないがとても嬉しい一言だった。
- つちのこ@mt_42025年11月2日読み終わった故郷って特別なんだよな。 辻村深月は点と点を繋ぐ線を書くのが好きなんだなー。まんまと嬉しいし、次はどこが繋がるんだろうとワクワクする。 源樹の「女のせいだから」っていうのがめちゃめちゃよかった。 読めてよかった。


Yuri@yuririri682025年8月7日買った読み終わった島での生活をいいなと思う一方で 島民として暮らすリアルな大変さが細かに描写されていて興味深かったです。 高校生4人の恋愛も交えながら、彼らを取り巻く大人たちも憎めない、優しさのあるキャラクターが多く読んでいて心地よかったです。 ヨシノの仕事であった、コミュニティデザイナー。 素敵な仕事だなと思いました。


読書日和@miou-books2025年5月5日読み終わった瀬戸内弾丸旅行で読みたかった本 瀬戸内にある小さな架空の島、冴島 島には高校がないので子供を持つ親は、この子と過ごせるのは15年だけという気持ちで産んで育てる。 朱里、衣花、新、源樹はこの島で育つ同級生、彼らと島とそれ以外と。ほのぼのした島での生活だけでなく、田舎のしがらみ、上下関係、それゆえ早く悟っていく子、進路、+青春。清々しい気持ちで読み終わりました。 心に残ったフレーズ 人間が乗っかるのは栄誉だけではない。人間は、自分の物語を作るためなら、なんにでも意味を見る。 おじさんなりの解決法に、助けれらたことがたくさんあると言った、あの時のヨシノの言葉を思い出す。 謝れないし、人を登らせておいたはしごを外すのは得意だし、自分のためだけに人を繋いで、手柄にこだわったりもするけれど、それでも、この人たちは、それでやってきたのだ。今ここで、必要な援助の決定をくだせるだけの権力を、得るために。


夏しい子@natusiiko2025年3月7日かつて読んだとても良かった。 中盤辺りからかなり面白くなってきた。 最初はただのお嬢様かなと思っていた衣花の強い心と友達を想う気持ちが分かってきて、一番好きな人物になっていた。 終わりもとても良くて、うるっときた。


















