マンガで読むジェンダー入門

マンガで読むジェンダー入門
マンガで読むジェンダー入門
ジュールズ・シール
メグージョン・バーカー
松丸さとみ
いそっぷ社
2024年5月22日
3件の記録
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2026年2月27日
    時々文章に読みづらさを感じる部分があって少し停滞しながら読んだ。 そういえば物事は必ず最低でも表と裏の2面はあると思いながらも、その一方で全ては多面的でグラデーションがあるとも思っていたじゃないかと改めて感じながら読み進めた。 ハリーポッターの作者と出演者たちの間でトランス女性の定義についての議論が持たれていたことを思い出す。 私も以前、女性の競技でトランス女性が優勝したら身体的にフェアなのか?とか、女性トイレに入ってきた人が女装した男性なのかトランス女性なのか、とか考え込むことがあった。 自分が女性自認で生きてきて脅威を感じた男性に対する記憶から、過剰?過敏?の防衛みたいな気持ちもある気がする。 身体の性が自認する性と違うという違和感が正しく?マッチしたら問題は解決するわけじゃない。 そもそも、色んな決定や自認や感覚さえ、家父長制、資本主義、植民地主義が織り混ざって受け継がれてきたもので、そういう私たちが思うそれぞれの性別らしさも作られて名付けられてきた。それが自分の感覚と一致しなくても、誰か(抑圧者)が名付けたものに従って判断するのか?二元論的なものがない世界だって確かに存在していたのに? 「女性の自尊心が他者からの承認と結びついている」という部分から目が離せなかった。 自分の人生の苦しいエッセンスはこれだったかも。 「p163 抑圧者は、自分の立場を維持しつつ、自分の行動に対する責任は逃れています。このような構造では、エネルギーを常に消耗しますが、そのエネルギーは、自分自身を再定義し直したり、今を変えて未来を作るための現実的なシナリオを考えたりすることに使った方がいいでしょう」 自分も身に覚えがあったり知識や経験で知っていたことが、そこからもう一つ奥の、自分だけでは手の届かない部分をすくいあげられて目の前に差し出されるような感覚だった。 特に「ジェンダーの痛み」についての記述が興味深かった。自分が受けた痛みについて、間違った相手を責めてはいないか。それについてずっと考えてる。
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2026年2月8日
    「家父長制は常に、他の抑圧的な力、つまり資本主義、植民地主義、白人至上主義と交差してきた」 このことは本を読めば読むほど強固に繋がっていることを実感させられて毎回驚愕。 以前「子どもはこの場所で襲われる」という新書を読んだ時、韓国の障害者用トイレは男女に分かれていると知ってビックリした。障害者は何故これまで、性差を考慮されていなかったのかとその時思った。 でも2種類以外の性自認がある人たちはどのトイレを使えばいいんだろう。加害の可能性は環境設定で未然に防ぎつつ、1人ひとりのジェンダーを尊重する方法はなんだろう。 アメリカとカナダの先住民族には、男女以外のジェンダー概念があったが白人入植者は自分たちの二元論的な分類に合わない彼らを根絶させようとする。 ジェンダーとは、そんなに単純なものじゃなかった。 「未来の人たちは、今の私たちがまだ見ていないもの、見えていないものを目にすることになるだろう」 それは、100年前の人たちには思いもよらなかった価値観に気づいた人たちが、少しずつ名前をつけたのと同様なのだな。
  • 松丸さとみ
    松丸さとみ
    @sat-mat
    2024年5月22日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved