観察者の系譜: 視覚空間の変容とモダニティ (以文叢書)

観察者の系譜: 視覚空間の変容とモダニティ (以文叢書)
観察者の系譜: 視覚空間の変容とモダニティ (以文叢書)
ジョナサン・クレーリー
以文社
2005年11月1日
3件の記録
  • 四月
    四月
    @whitenights
    2025年5月20日
  • 安井海洋
    安井海洋
    @mihiroy
    2025年5月19日
  • 匙
    @sajisann
    2025年2月10日
    2024年になんとかがんばって「うつむく眼」を読んだつながりの本。 めちゃめちゃ面白いけど著者が話が上手いので、理解できてるのか?のせられてるだけかも?という不安は拭えない。 モダニズムにいたる視覚文化の転換をカメラ・オブスキュラをキーに語る文化・思想史。ゲーテからショーペンハウアーのあたりの話が面白すぎてショーペンハウアーすげえ!と叫んで起立して着席した。 “知覚はベンヤミンにとって、断然時間的で、動的(キネティック)なものだった。彼は、近代(モダニティ)というものが、観照的な見者(ビホールダー)の可能性自体をそもそも無効にしていくさまを明るみに晒すのである。単一の対象に対する純粋な接近などというものはありえない。視覚は常に複数的であり、他のさまざまな対象や欲望やベクトルと近接したり、重なり合ったりしているのだ。博物館の凝固した空間でさえ、すべてのものが流通に付されている外部世界を超越することはできない。”
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