童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇 (岩波文庫)

5件の記録
- Autoishk@nunc_stans2025年4月3日読んでる「(だれが許してだれが許されるのであろう。われらがひとしく風で、また雲で水であるというのに。スールダッタよ。もしわたしが外に出ることができ、おまえが恐れぬならばわたしはお前を抱き、また撫したいのであるが、いまはそれができないのでわたしはわたしの小さな贈り物をだけしよう。ここに手をのばせ。)竜は一つの小さな赤い珠を吐いた。そのなかで幾億の火を燃やした。」(p.164 「竜と詩人」より)