久しぶりにロングパドルにやってきた男性が乗った乗合馬車で、住人である乗客たちがロングパドルのちょっと変わった人々のエピソードをかわるがわる話していくという形の短編集。クスリと笑える話も多く、面白かった。 トマス・ハーディはイギリス作家とのことだが、全然知らなかった。海外文学に無知。 あとがきにあった柴田先生のコメントも良かったな。

「トニー・カイツ、究極の偽り人」笑った。

これまた葉々社さんのオンラインストアで。またしても柴田先生のサイン入り。ミーハー。

書店兼出版社をされている葉々社さん発｢小さな海外文学シリーズ｣第一弾。 文フリで購入しました。 ロングパドルで暮らす人々が織り成す人間模様を連作短編のような構成で語られていく物語。 人それぞれの背景があり、自分の知りえない変化や成長があり、そういうことに目を向けながら自分の居場所を探していくのかなと思いました。 サクッと読めるけれど深みのある一冊でした。