子どものための精神医学

19件の記録
- いるかれもん@reads-dolphin2025年7月15日読み終わった学び!感想(また書き直すかもしれないけれど、読み終わった直後の気持ちをそのままぶつけて書いてみる) 途中図書館から借りた本を読んだりしてたので読み始めてからだいぶ時間が経ってしまった。また、レビューは詳しく書きたい。宣言通り素手で読める一冊。今まで他の本で読んだこともトピックも多いけれど新鮮な気持ちで読めた。おそらく、子どもの発達の全体像を示し、その中での各精神障害の位置付けを示しながら書かれるという構成と、みずみずしい文章のおかげだと思う。「関係の発達」と「認識の発達」の2次元平面で子どもの発達を考えるという、その考え方を知れただけでも十分な価値がある。 あと、発達におけるマザリングの役割についてとても面白かった。乳幼児の表情は、実は何か感情の表れではないけれど、周囲の大人がそこに感情を見出すことで子ども時の情緒が発達するらしい。子どもの感情を大人が正しく読み取れているとか、実は勘違いとかそういうことではなくて、「子どもが喜んでいる」と直感し、それに応答することが大切というのはなかなか示唆的。実は直感で素直に反応するって大切なのかもね。 他にも社会性の話などについても目から鱗だった。 専門書で、ページ数は460ページと、なかなか分厚くて手を出そうとは思えないかも知れないけれど、読みやすくて、面白いこと間違いない。間違いなく名著だと思う。 是非是非多くの人の読んでほしい。読み継がれてほしい。私もまた読み返したい。
- いるかれもん@reads-dolphin2025年7月11日読んでる学び!本当は読み終わったらレビューとか書こうと思っていたけど、忘れないうちに書けるところ書いておこう笑 子どもの発達について大学の講義もとったりしてて何度か勉強したことがあったけれど、これは今まで読んだどの本よりも面白いしわかりやすいし、スッキリしている。400ページを越えるなかなか分厚い本ではある(まだ200ページくらいしか読めていない)けれどグイグイ読み進められる。他の多くの本はおそらく「自閉症」とか「学習障害」とかみたいに病名ごとに解説されていく形式だと思われるが、この本は全然違う。まず、子どもの発達について「認識の発達」と「関係の発達」という2つの軸を張り、この2次元空間の位置から様々な子どもの精神障害を論じていく。だから、多様な話題を扱いつつもスッキリと理解できる(気がしている)。この考え方を知ることができただけでも十分価値があったと思う。もし興味ある人は是非読んでみてほしい。
- りんだ@usk942025年4月10日読み終わった子どもが癇癪がひどいので、とっかかりの本が欲しいと思い購入。体系的に「発達とは」「心とは」が記述されており、素晴らしい一冊だった。時々挟まるコラムにも考えさせられた。
- おふ@of2025年3月15日借りてきたちょっと開いた子の卒業入学に伴い、また改めて読み返そうと思って借りてきた。子が育っていくこと、自立していく過程を見守り支えていくこと、そのために親がどういう感じでいたらいいのかな…と迷う時も参考になる。