東京貧困女子。
8件の記録
K野@knocano2026年7月11日読み終わった借りてきた感想風俗や介護の現場をよく知り取材・執筆を続けるライターによるルポ。元は東洋経済オンラインのweb連載だったものの書籍化。 インタビューに応じてくれる人を呼びかけて話を聞くスタイルなので飛び込み取材などでは無くご本人が話しを聞いて欲しくて連絡していると分かるのは安心材料だったが、web記事だった為にかなりの心無いコメントが殺到したことに女性達が追い詰められていないかはとても心配になった。 貧困の原因はいくつかある。 大学進学したものの日本の大学の高すぎる学費、東京の家賃、そして悪質な学生ローンと化した奨学金返済。 月々わずかに足りない分を限られた時間で稼ぐ為に風俗をせざるを得ない若者。 シングルマザーの就職難を吸い上げる介護界隈の劣悪な労働環境。 稼ぐ以上に時間と健康を奪われ結局家族丸ごと壊れてしまい、子供の世代へと貧困が連鎖してしまう。 そして介護や保育、学芸員などごく真面目に働く資格もある人々を不当に買い叩く官製ワーキングプア。 下手に読むと落ち着いて状況改善をせず悪い方へ悪い方へ向かう女性達に自己責任の文字を押し付けそうになる。だけどどうしてDV男に縋るのか、何故風俗に踏み込むのか、よりにもよって闇金に手を出すのか、なぜ福祉を頼らないのか…全部答えはそれしか見つからなかったからだと思う。 この国がまともな制度を整えていない、あっても必死に探さないと見つからない、見つけても門前払いされる。 重い障害を患いながら子供を育てる女性のインタビューで初めて知ったが、障害年金を受け取ると児童扶養手当がもらえないという。 そして生活保護を受けると大学進学は認められない。 制度が貧困からの脱出を阻んでいるとしか思えない。 人を救って育てて生かすことを考えない、何を目的としているのか分からない冷血な国や行政が人をすり潰し、弱いところから追い詰められる。 そういう現実を嫌というほど知らさせる凄まじいルポだった。


とーひろ@kajihirorz13162026年3月19日読み終わった軽い気持ち読み始めたが、重い内容だった。政治家に読んで欲しい。自分の見える世界で物事を判断してはいけない、まずは知ることが大事と痛感。貧困は本当に明日は我が身。お金はダメになっても、人とのつながりはしっかり持っておきたい。
積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2026年1月30日かつて読んだ「奨学金制度は貧困家庭の子どもも高等教育の機会が与えられるように、という建前だ。しかし、逃げ場のない貧困家庭の子どもに自己破産相当の負債を背負わせて、高等教育を活かして貧困の連鎖を防ぐどころか、決して少数ではない学生をさらなるマイナスに向かわせているのが現実なのだ」 2019年8月18日東京新聞 2022年7月2日朝日新聞 書評欄掲載

ユーフラテス@osirizm_78782025年12月9日読み終わった制度は民を救わない。民を救わない制度って何のためにあるのだろう。貧困に苦しみここに語られる多くの声は、貧困がいつでも自分にも起きうることだとわからせてくれた。離婚、介護、病気、失職、きっかけはなんだろう。日本に暮らせばなんとかなる……はない。希望がもてないとは八方塞がりの状態をいう。仕事で稼ぎ生きること、生かすこと。どんな暮らしも経験も言葉にして生きる糧にできたらいいのに。それでも生きています、と拾われない声がたくさんあるのだと思う。

夏しい子@natusiiko2025年3月29日かつて読んだ性に関するルポタージュ物では、かなり現場を知った人が書いている感がとても伝わってきた。 女性の貧困は情弱である事も関係しているんだろうなと感じた。 いい大学出ていても、日常生活の情報収集や知識がなければ貧困になってしまうという例を見たようだ。 医大生の女性に対するコメントを見ていて感じたのは 貧しいからといって、その人から唯一の生きがいを取り上げようとする考えはある意味暴力なんだなという事。
