
とーひろ
@kajihirorz1316
備忘録など書くべきではないのかもしれませんが、どうしても書いてしまいます…。おかしな表現があったら申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
- 2025年7月6日レンブラントの帽子バーナード・マラマッド読み終わった再読。人間の悩みと時代の趨勢、民族文化などが絡み合い、一筋縄ではいかない人間模様が描かれている。 みんな多かれ少なかれ心の中で悩みを持っている。それは大体にして人間関係ではないか。
- 2025年6月30日
- 2025年6月30日誰にも負けない努力稲盛和夫読み終わった精神面での大事な心の持ち方。美しい心とは。 ・重力に逆らって浮き続けないと人間は落ちる。反省し続けて人格を高める。 ・未来進行形で能力を考える。あの時にはこれはできるようになっているはず。 ・バランスよく考えるとは両極端に考えること。豪快大胆と緻密のように。
- 2025年6月27日デザインの仕事寄藤文平,木村俊介読み終わった@ 本の読める店fuzkue初台デザインに対する哲学ちっくな考え方・生き方の本であった。感覚で書いてある部分は指示語が多く少し読みづらかった。 逸脱や狂気、不自由さが面白みであり、クリエイティブにつながる。このあたりの考えは千葉先生の哲学と類似していた。 ・ピクトグラムを単なる記号に見られないようにした工夫。 ・絵で伝えることの素晴らしさは伝わるスピードだけでなく、反論の余地をなくさせること。 ・「新しさ」と言っても、みゆな顔の中の目や鼻や口の配置はまったく同じなのに顔はあんなにも違うのだから、とっぴょうしもない新しさではなく、オーソドックな中で違いを作ればいい。 ・将棋ではAIの登場などで新手はすぐに価値がなくなる。そのかわり、いろいろな戦法を組み合わせたシステムで勝負するようになった。仕事も近しく、新しいことをいきなり考えるのではなく、そのプロセスに新鮮味を入れてみる。仕事場に犬を飼うでもいい。
- 2025年6月26日坂の上の雲 四司馬遼太郎読み終わった戦争一色の四巻であった。戦況だけでなく、人間模様も重厚に描かれている。国への忠誠心、生まれ、親友・親戚、性格など様々な変数が戦況に影響を与えている。そして、その戦争の記録についても、良いところしか書かれなかったという。そのことが、昭和の軍人に異なった認識を与え、あの戦争に至る。 作者が悩み悩み苦労しながら書いている様子がこんなにもよく分かる小説も珍しいのでは。そこが面白い。
- 2025年6月24日
- 2025年6月21日げいさい会田誠読み終わった@ 田沢湖駅芸術について思い悩みながらも、衝動とノリで突き動かされる藝大受験生の青春物語。「文章の素人」という作者だが、面白く読めた。 藝大という独特な受験戦争についての問題提起もあり、「なるほど」と思う部分も多数。大学と予備校のイタチごっこ、石膏デザインが受験で多かった理由、(本来自由であるはずの絵なのに)受験絵画のために素朴な絵心が消されてしまう現状など、受験生を取り巻くさまざまな苦労があった。それを乗り越えた人々と思うと、今後芸術を見るときの目線も何となく変わっていくのかもしれない。
- 2025年6月20日私たちは玉川温泉で難病を治した田中孝一読み終わった@ 新玉川温泉「※個人の感想です」「※個人の症例です」という注釈が全てにつくものだと思うが、玉川温泉の神秘的なまでの魅力が表れている。あまり科学的な記載はないが、強酸性によって毒素が出るのだろう。 文章は一部読みづらいところあり。
- 2025年6月19日坂の上の雲 三司馬遼太郎読み終わった@ 角館町戦争には戦う人の能力だけでなく、愛国心や士気、資金、時の運など様々なものが絡んでいることが実感できる。明治という時代を感じる。 あと、司馬さんが低能と思う人は徹底的にこき下ろす記述をしていて苦笑してしまう。
- 2025年6月18日現代思想入門千葉雅也読み終わった@ 黄金崎不老ふ死温泉コンプライアンスなどから何でもクリーン化・秩序化したがる現代で気付かされる発想。秩序と逸脱。こうした二項対立を「脱構築」する思考。逸脱するそのグレーゾーンがクリエイティブで面白い。 人間は本能から離れられる過剰な動物である。だから、安心するために秩序が必要。つまり、教育という制限が加わる。ただ、そこにがんじがらめになっては危険。 最後の方は難解であった…。 哲学書が読みづらい理由が言語化されていて、腹落ちした。
- 2025年6月12日
- 2025年6月12日げいさい会田誠気になる
- 2025年6月12日空をゆく巨人川内有緒気になる
- 2025年6月11日直島から瀬戸内国際芸術祭へ北川フラム,福武總一郎読み終わった@ 直島町直島でのアート体験が言語化された感覚になった。 現代アートは受け手が自由に感想を抱いてよい唯一のメディアだそう。だからこそ島という自然の中にあることでインパクトがあり、ある意味調和する。 あと、島の少しの不便さがとてもいい体験のアクセントになっていると思った。
- 2025年6月11日世界はデザインでできている秋山具義読み終わったデザイナーとアーティストの違いが理解できた気がする。 デザインには意味や理屈があり、分かりやすさと少しの目新しさが大事だと感じた。 本としてはあっという間に読めるが、構成に少し違和感を感じた(これもデザイン?)
- 2025年6月11日坂の上の雲 二司馬遼太郎読み終わった歴史の授業で勉強した表層に出てくることの裏側にこんな物語があったとはとても興味深かった。 一巻よりスムーズに読めた。 歴史でありながら、人間模様が豊富に書かれているので面白い。
- 2025年6月7日アルジャーノンに花束をダニエル・キイス読み終わった読んで良かったチャーリーを通した人生の追体験は悲喜交交であった。人間だからこそ大事なことがある。アンジャーノンに花を備えられるほどの優しい心こそ。 p.393「あんたがたの大学では、知能や教育や知識が、偉大な偶像になっている。でもぼくはしったんです、あんたがたが見逃しているものを。人間的な愛情の裏打ちのない知能や教育なんてなんの値打ちもないってことをです」
- 2025年6月3日
- 2025年6月2日
- 2025年5月29日センスの哲学千葉雅也読み終わったまた読みたい芸術の見方のヒントを得たいと思って手に取ったが、芸術に対して「意味」なんて考えなくて良い、という発想が目から鱗。最終的には何だか人間の可能性を肯定してくれる本だった。哲学者であり、かつ自らも文学・美術の作家である千葉先生だからこそ書ける本。また何年か後に読み返してみたい。 ・鑑賞サイドのみにいると、「意味」ばかり気にしてしまう(自分)。制作サイドでは、材料を集めて組み立てるという意味が生まれる前段階がある。 ・再現思考から降りることがセンスの目覚め。モデルは抽象化して要素を使うのが良い。 ・意味から離れたリズムの面白さがわかる、それが最小限のセンサの良さ。リズム、対比、運動、反復、展開、凸凹を楽しむ。脱意味、即物。 ・「いないいないばあ」は存在/不存在の対立とリズム。人間の根本的な寂しさを乗り越える。安定を求める生物が、遊びの中で不安定と安定の反復を楽しむ。そこに絡まる多様なうねりを楽しむ。ビートとうねり。(文学の描写の良さは意味から離れたところにあるのでは?と思った) ・人間はグラデーション。規則性から逸脱するとイキイキする ・安定(意味)を求めるのが本能であるにも関わらず、予想から外れている展開にも喜びを感じるのが人間。不快かつ快。不快だと思うのは思い込みがあり、自分の予測範囲を超えるから。 ・具体で見るから関連性がわからなくなる。抽象化(気分を最大限に開放)すれば、すべては「存在する」という意味で繋がる。 ・意味や目的に達する前の遊び/無駄の時間を楽しむのが芸術。 ・ペットが可愛いのは予測誤差があるから。予測通り動くなら、ビリヤードの玉と同じ。安定を求めているのに、耐えられる予測誤差(偶発性)を欲する。
読み込み中...