巴里の憂鬱

5件の記録
- ✟@x_toyanya_x2025年8月8日買った読み終わった言葉選びが美麗で素晴らしいと思ったけれど、調べるうち訳者によってかなり違うことがわかった。三好達治の訳もこの詩を引き立てているのかもしれない。 "私が讃美した人々の魂よ、私を強くせよ、私を援けて支えよ、この世の虚偽と腐敗気とを、私より遠ざからしめよ。" /「夜半の一時に」 "恐らく人は不幸である。されど、願望の虐む芸術家は幸いなるかな! 時あってたまたま私に現れ、且つ倏忽として私から逃れ去るところのもの、夜の中へとつれ去られる旅行者の、背後の方に残される、あの美しく名残惜しきものの如きを、私は描き写そうと激しく焦躁する。" /「描かんとする願望」
- ✟@x_toyanya_x2025年8月7日買ったまだ読んでる詩を読んでいてこんなにはっとさせられたのは高村光太郎ぶり。実用書のように読んですぐに役に立つわけではないけれど、切実に、誠実に、そして激しく、美しく。選りすぐった言葉で世界を飾っている感覚。一気に読んでしまうのが勿体無いような気がしてきた。