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@x_toyanya_x
𝐶𝑜𝑠'è 𝑙𝑎 𝑣𝑖𝑡𝑎 𝑠𝑒 𝑛𝑜𝑛 𝑢𝑛𝑎 𝑙𝑢𝑛𝑔𝑎 𝑑𝑜𝑙𝑐𝑒 𝑖𝑙𝑙𝑢𝑠𝑖𝑜𝑛𝑒?
  • 2025年8月20日
    責任と物語
    責任と物語
    物語のテクスト論的な話かと思っていたが哲学的なアプローチから始まって面白い。難解な内容だけれどわかりやすく例えも用いられていて読みやすかった。  この本では社会的・法律面での責任ではなく道徳の面においての責任を取り扱うという前提の次に、では人間には責任を負うための自由意志があるのか? という決定論の解説が続き、自由意志が無ければ責任概念が成立しないという説明に展開されていく。  デカルトの思椎実体(精神や自由意志)と延長実態(物理空間に存在する事物)という二分において、他の動物が機械的な動きをする延長実体であり、人間は「言葉の使用と応用的な創造」をできることを根拠に思椎実体であるとするのなら生成AIはどうなるのだろう? と読んでいて疑問に思ったら、次のページでその点にも触れられていて面白かった。
  • 2025年8月8日
    巴里の憂鬱
    巴里の憂鬱
    言葉選びが美麗で素晴らしいと思ったけれど、調べるうち訳者によってかなり違うことがわかった。三好達治の訳もこの詩を引き立てているのかもしれない。  "私が讃美した人々の魂よ、私を強くせよ、私を援けて支えよ、この世の虚偽と腐敗気とを、私より遠ざからしめよ。"      /「夜半の一時に」  "恐らく人は不幸である。されど、願望の虐む芸術家は幸いなるかな!  時あってたまたま私に現れ、且つ倏忽として私から逃れ去るところのもの、夜の中へとつれ去られる旅行者の、背後の方に残される、あの美しく名残惜しきものの如きを、私は描き写そうと激しく焦躁する。"    /「描かんとする願望」
  • 2025年8月7日
    巴里の憂鬱
    巴里の憂鬱
    詩を読んでいてこんなにはっとさせられたのは高村光太郎ぶり。実用書のように読んですぐに役に立つわけではないけれど、切実に、誠実に、そして激しく、美しく。選りすぐった言葉で世界を飾っている感覚。一気に読んでしまうのが勿体無いような気がしてきた。
  • 2025年8月6日
    巴里の憂鬱
    巴里の憂鬱
  • 2025年8月6日
    暗黒のメルヘン
  • 2025年7月29日
    草枕
    草枕
    そんなオチ?!と思ったけれど、芸術を表現する描き手である主人公と登場人物(被写体)の間に実際の情熱的な関係があるというよりはそこには一定の距離があって、あくまで第三者的な視点から表現するべきって考え方は序盤から統一されていた。余裕を持たない人生は詰まらない、というまさに「余裕派」の美学の話。
  • 2025年7月27日
    決定版カフカ短編集
    決定版カフカ短編集
  • 2025年7月26日
    若きウェルテルの悩み
    まさに「青春の悲劇」だった。どこまでも純粋な恋と信仰と真念の行く末。「分別を知る前か、忘れ去ってしまった後」でしか幸せでいられないという一節が印象深い。 この下り、アルジャーノンにもあったけどキリスト教的価値観(知恵の実)なのかな
  • 2025年7月24日
    若きウェルテルの悩み
  • 2025年7月16日
    どうせ世界は終わるけど
    叙述トリックがすごく綺麗
  • 2025年7月15日
  • 2025年7月15日
    ものがたりとして読む万葉集
    各々の和歌に異なる人物が登場するため、前提知識として歴史をよく知らないと人間関係がやや複雑。現代語訳がついていて和歌の内容はわかりやすい。
  • 2025年7月13日
    無意識という物語
    近代化の自己同一化によって混乱した「自己」と神経病という問題について、科学が用意した最後の砦としての心理学・精神分析と「D坂の殺人事件」をはじめとした探偵の推理方法が似通っているのも道理であるという点に感嘆させられた。 やっぱり日本近代文学の問題は「自己」に収斂するんだな〜と思わされたし、フロイトの精神分析についてよく理解できていないのマズイよな……と危機感を持たされた。
  • 2025年7月13日
    無意識という物語
    近代では「心」を内面と精神分析、心理学の観点から捉えられていたことがわかり面白かった。また「催眠術」についても、単なるオカルトではなく科学として考えられていた点が興味深い。千里眼事件について調べようと触発された。 「夢」の章では万葉集に見られる夢観も提示されている。
  • 2025年7月12日
    枕草子 (ちくま文庫 に 1-4 日本古典は面白い)
    「月影」の影は陰ではなく古語では光、鈴虫と松虫は逆、梅といえば白梅で「紅梅」の輸入により白梅の代替イメージとして白い桜が登場したことなど、現代の価値観で一読しただけでは気付くことのできない点に言及されていて面白かった。
  • 2025年7月12日
    枕草子 (ちくま文庫 に 1-4 日本古典は面白い)
    良い意味でビギナー向けという印象。読みやすく軽快な切り口。 「紫だちたる雲のたなびきたる」に前回読んだ本と異なる視点での感想が振ってあり面白い。
  • 2025年7月11日
    枕草子のたくらみ
    すごく面白かった。 清少納言は自信家でバリキャリなイメージだったけれど、定子様を慰めようと健気に華やかな思い出話だけを綴る姿勢には胸を打たれる。 特に、当時は既に太宰権師だった伊周を「内の大臣殿」と頑なに表記することで妹である定子に長徳の政変を思い出させないようにするところは、切実な愛情が伝わってきてお気に入り。 行成との「逢坂の関」の下りもあって良かった。行成が少納言の手を借りてコミュニケーションを取っているイメージだったので、「呉の君」という地雷ワードを言ってしまった少納言に行成が助け舟を出した話には驚かされた。
  • 2025年7月10日
    枕草子のたくらみ
    定子を慕う清少納言の健気さに胸を打たれる。 「春はあけぼの〜たなびきたる」に込められた想いも素晴らしい。
  • 2025年7月10日
  • 2025年7月9日
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