シャーロック・ホームズ 絹の家

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- 催眠性蓄音機@hypnogramo2025年4月16日かつて読んだ現代に書かれた、ホームズシリーズのパスティーシュ。ワトソン君がホームズに対して抱いている重い感情の解釈が自分と近くて、冒頭からうっとなった。 ホームズシリーズには、細かい部分に現代人が読むとうわっと思うような当時の差別的価値観が内包されていると感じる。今作の著者は、"ちゃんと"そういった差別的価値観を意識的に持ってキャラクターを描写していると思う。だからこそ、そんな中で原作ではある種透明な存在である「イレギュラーズ」に現代的な解釈が向けられているのがグッと来た。