

催眠性蓄音機
@hypnogramo
いろいろなジャンルの本を読みます。同じ本を繰り返し読むタイプの人間なので、冊数はあまり多くないです。近ごろは、「読んでこなかったタイプの本を読む」ということも試みています。
- 2025年6月17日夏子の冒険三島由紀夫気になる
- 2025年6月17日ないもの、ありますクラフト・エヴィング商会,クラフト・エヴィング商會気になる
- 2025年6月17日
- 2025年6月7日男を殺して逃げ切る方法ケイティ・ブレント,坂本あおい気になる
- 2025年6月4日刑法的思考のすすめ仲道祐樹読み始めた刑法的に考える練習をする本。読み始めたばかりだけど、例えば「条文には『人を殺したらこういう刑罰』としか書いていないので、『人を殺す』とはどういうことかを理屈で補完しなくてはならない」みたいな根本的な話からしていて面白い。◯◯説だとか解釈の違いの話を耳にするのはそういうわけなんだな...
- 2025年5月29日センスの哲学千葉雅也気になる
- 2025年5月29日
- 2025年5月29日行為から解く照明デザイン若山香保,角舘政英気になる
- 2025年5月29日図書館を建てる、図書館で暮らす山本貴光,橋本麻里気になる
- 2025年5月8日プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読み終わった少し前に読み終わった。感想はたくさんある...とりあえず、ロッキーが好きすぎる。audibleで聴いた母は「ロッキーのしゃべりがとてもかわいい」と言っていたので、オーディオブックの方も気になるし、英語版のロッキーの口調がどうなっているのかも気になる。 たしか下巻の途中だったと思うけど、「人間やエリディアンの個体が、他者のために命を投げ出すのはなぜだろう」と二人で議論した時があった。その時のグレースは、「種の保存のためだろう」というような回答をしたと思うし、実際社会心理学でも互恵性利他行動の文脈でそう言われていた気がする。 でも最終的にグレースは、行ったこともない星の義理のない種族のために命を投げ出そうとした。多分それは、それが親友ロッキーの願いだからというのと、ロッキーを通してエリディアン全体にも感情移入したからなんだろう...。 ではそれは、生物の機構としてはなぜなのか。本来種(人間)の保存のためだったはずの機能の誤作動か、はたまたエリディアンと人間は祖先を同じくしているという仮説が正しくて、そのためなのか。もしくは、「種の保存」とは違う理由があるのか...... そしてグレースについて。「なぜ我々は命を投げ出すのか」の会話で、ロッキーは「我々はきっといい人たち」と言ったが、グレースは任務を言い渡された時命を最後まで嫌がっていたわけで、それを思い出したグレースは「ロッキーと違い、自分はいい人ではない」と思ったかもしれないなと考えたりした。 でも、グレースは非常に「英雄的でない、平均的『善人』」だなと思う。ストラットにも「あなたは基本的に善人なのよ」と言われていたが... 自分から死にに行く任務に志願はしないし、絶対死にたくなくて最後まで抵抗するけど、いざ確定したら全人類の命を見捨てて反逆するほどの根性と悪意は持てず、死にたくないと怯えながらも使命は全うしようとする。そして親友の命が自分の手が届く範囲で失われるとなれば、命を捨てることができる......これは本当に、英雄ではない「平均的善人」だなぁと思わされる。でもこの時代のこの世において、平均的善人は素晴らしく偉大だ...。
- 2025年4月27日プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読んでる二人の生存環境の違いを考えるにつけ、グレースとロッキーが直接ハグすることがあるとすれば、それはどちらかが死体になった時なんだろうな......と考えてしまってものすごく辛い
- 2025年4月27日プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読んでる知識がないことや、文化圏自体の科学レベルが低いことは「それ即ち愚か」とはならないと思っているけど、そう判断する人は多いんだろうなとも思う。エリディアンは科学知識のいろいろな面で地球人よりかなり遅れているが、ロッキーは愚かではない...「1950年から来た世界一の技術者という感じ」みたいにグレースが感じてて、感覚の言語化としてわかりやすいなと思う。知識レベルが1950年でも、ロッキーには地球人基準で最高レベルの賢さがある
- 2025年4月25日
- 2025年4月25日
- 2025年4月23日薬物依存症松本俊彦気になる
- 2025年4月23日
- 2025年4月23日アリの放浪記 多様な個が生み出す驚くべき社会オドレー・デュストゥール,アントワーヌ・ヴィストラール気になる
- 2025年4月21日プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読み始めた下巻を読み始めた。主人公がロッキーの「表情」をだんだん読み取れるようになっていくので、主人公の目を通して見ている我々もだんだんロッキーの人間(?)味がわかるようになってくる。かわいい... ロッキー初見時は衝撃や嫌悪感に打ちのめされていた主人公が、昔の彼女の性質にロッキーの荷物の多さを重ねるところまで行っていて感慨深い。
- 2025年4月21日名探偵じゃなくても小西マサテル気になる
- 2025年4月18日こうしてイギリスから熊がいなくなりました (創元推理文庫)ミック・ジャクソン,田内志文気になる
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