

催眠性蓄音機
@hypnogramo
いろいろなジャンルの本を読みます。同じ本を繰り返し読むタイプの人間なので、冊数はあまり多くないです。近ごろは、「読んでこなかったタイプの本を読む」ということも試みています。
- 2026年4月1日
ファスト化する日本建築森山高至読んでる - 2026年4月1日
ギャンブル依存症田中紀子読み終わった依存症関係の話題で、「一番被害が大きくなるのはギャンブル依存症」という主張を見て気になっていたので読んでみた。 まず、ギャンブルが違法であるこの日本で、実際はマカオより大きな金が動いているという話に驚いた。(公営ギャンブルの存在) ギャンブル依存の被害については、アルコールや薬物への依存は、金銭的な問題で言うとまだ規模が小さく、対してギャンブル依存は、周囲を巻き込みとんでもない額の借金を作ることになり、返済のために犯罪に手を出してしまう場合もあるので、家族も含め人生が破綻してしまうとのこと。(しかし、アルコール・薬物依存と違い体へのダメージがないので、治療できれば理屈上は即社会復帰ができる) 世間のイメージに反し、「ギャンブル依存者は知的な人が多くを占める」という点は、セックス依存にも似ているようだ。(盗撮や痴漢にも繋がる性依存症は、社会的地位が高く家族もいる人が割合としては多いらしい) 「ただのギャンブル好きではなく、本人は苦しくて泣きながらギャンブルしているような状態になる」という部分は、買い物依存もそうだと聞いたことがある。 やはり、依存症は「意志が弱くてだらしない人だ」といった性格や生活態度の問題ではなく、脳機能の病気なのだと思わされる。 ちなみに本書は10年ほど前の本で、ちょうどIR誘致の話にも言及がある。 少し前、「IR誘致に先んじてギャンブル依存症対策の周知をやる」と言っておきながら、行政が出したCMが古い観念に基づき過ぎていて専門家たちに批判されていたので、「本書の中で著者が憤っていたところから、あまり前進がないんだな...」と思った。 - 2026年3月13日
- 2026年3月13日
- 2026年3月13日
スマホ断ち 30日でスマホ依存から抜け出す方法キャサリン・プライス,笹田もと子読み終わったスマホ依存の恐ろしさと、ではどうしたら依存から脱せるか?という本。 著者が多くの人に試してもらいながら作った、ステップバイステップの「スマホ断ちプログラム」が本書の目玉。 このプログラムが具体的である点と、「スマホと縁を切れと言いたいのではなく、スマホの奴隷にならずに『便利な道具』として距離を取りつつ上手に使えるようになろう」...というスタンスを取っている点がよかった。 スマホに限らず、何かに入れ込みすぎている時に参考になるかなと思った。 - 2026年3月13日
- 2026年1月11日
人間の条件ハンナ・アーレント,千葉眞気になる - 2026年1月11日
- 2025年6月17日
夏子の冒険三島由紀夫気になる - 2025年6月17日
ないもの、ありますクラフト・エヴィング商会,クラフト・エヴィング商會気になる - 2025年6月17日
- 2025年6月7日
男を殺して逃げ切る方法ケイティ・ブレント,坂本あおい気になる - 2025年6月4日
刑法的思考のすすめ仲道祐樹読み始めた刑法的に考える練習をする本。読み始めたばかりだけど、例えば「条文には『人を殺したらこういう刑罰』としか書いていないので、『人を殺す』とはどういうことかを理屈で補完しなくてはならない」みたいな根本的な話からしていて面白い。◯◯説だとか解釈の違いの話を耳にするのはそういうわけなんだな... - 2025年5月29日
センスの哲学千葉雅也気になる - 2025年5月29日
- 2025年5月29日
行為から解く照明デザイン若山香保,角舘政英気になる - 2025年5月29日
図書館を建てる、図書館で暮らす山本貴光,橋本麻里気になる - 2025年5月8日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読み終わった少し前に読み終わった。感想はたくさんある...とりあえず、ロッキーが好きすぎる。audibleで聴いた母は「ロッキーのしゃべりがとてもかわいい」と言っていたので、オーディオブックの方も気になるし、英語版のロッキーの口調がどうなっているのかも気になる。 たしか下巻の途中だったと思うけど、「人間やエリディアンの個体が、他者のために命を投げ出すのはなぜだろう」と二人で議論した時があった。その時のグレースは、「種の保存のためだろう」というような回答をしたと思うし、実際社会心理学でも互恵性利他行動の文脈でそう言われていた気がする。 でも最終的にグレースは、行ったこともない星の義理のない種族のために命を投げ出そうとした。多分それは、それが親友ロッキーの願いだからというのと、ロッキーを通してエリディアン全体にも感情移入したからなんだろう...。 ではそれは、生物の機構としてはなぜなのか。本来種(人間)の保存のためだったはずの機能の誤作動か、はたまたエリディアンと人間は祖先を同じくしているという仮説が正しくて、そのためなのか。もしくは、「種の保存」とは違う理由があるのか...... そしてグレースについて。「なぜ我々は命を投げ出すのか」の会話で、ロッキーは「我々はきっといい人たち」と言ったが、グレースは任務を言い渡された時命を最後まで嫌がっていたわけで、それを思い出したグレースは「ロッキーと違い、自分はいい人ではない」と思ったかもしれないなと考えたりした。 でも、グレースは非常に「英雄的でない、平均的『善人』」だなと思う。ストラットにも「あなたは基本的に善人なのよ」と言われていたが... 自分から死にに行く任務に志願はしないし、絶対死にたくなくて最後まで抵抗するけど、いざ確定したら全人類の命を見捨てて反逆するほどの根性と悪意は持てず、死にたくないと怯えながらも使命は全うしようとする。そして親友の命が自分の手が届く範囲で失われるとなれば、命を捨てることができる......これは本当に、英雄ではない「平均的善人」だなぁと思わされる。でもこの時代のこの世において、平均的善人は素晴らしく偉大だ...。 - 2025年4月27日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読んでる二人の生存環境の違いを考えるにつけ、グレースとロッキーが直接ハグすることがあるとすれば、それはどちらかが死体になった時なんだろうな......と考えてしまってものすごく辛い - 2025年4月27日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読んでる知識がないことや、文化圏自体の科学レベルが低いことは「それ即ち愚か」とはならないと思っているけど、そう判断する人は多いんだろうなとも思う。エリディアンは科学知識のいろいろな面で地球人よりかなり遅れているが、ロッキーは愚かではない...「1950年から来た世界一の技術者という感じ」みたいにグレースが感じてて、感覚の言語化としてわかりやすいなと思う。知識レベルが1950年でも、ロッキーには地球人基準で最高レベルの賢さがある
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