別れのワルツ

別れのワルツ
別れのワルツ
ミラン・クンデラ
西永良成
集英社
2013年12月1日
4件の記録
  • 「…(ヴォードヴィルとは)予期せぬ誇張された偶然の一致を存分に活用することによって、大いに筋を引き立たせる形式です。ラビッシュがそうです。小説のなかではヴォードヴィル的な行き過ぎをもつ筋ほど、疑わしく、滑稽で、時代後れで、悪趣味なものは何もありません。フローベール以来、小説は筋立ての技巧を目立たなくしようと努め、その結果しばしば、どんな陰鬱な人生よりもさらに陰鬱 なものになってしまったのです。しかしながら(・・・・・) 初期においては、ヨーロッパの偉大な小説は ひとつの気晴らしだったのであり、真の小説家ならそれにノスタルジーを抱いているものです。さら に、気晴らしは何ら深刻さを排除するものではありません。『別れのワルツ」のなかの登場人物は、 人間はこの地上で生きるに値するだろうか、〈人間の爪から地球を解放す〉べきではないだろうか、 と自問します。このように問いの極端な重さと形式の極端な軽さとを結び合わせるというのが、私の 年来の野心なのです。しかもそれは、純粋に芸術的な野心ではありません。軽薄な形式と深刻な主題との結合こそ、私たちのドラマ(私たちのベッドで起こるドラマと同様、〈歴史〉の大舞台で私たちが演ずるドラマ)を、その恐るべき無意味さのうちに明らかにするものなのです」
  • suzu
    suzu
    @suu0124
    2025年12月5日
  • クンデラは『存在の耐えられない軽さ』以降の作品の方が好きかもな、と思っていたら、中盤から物語が加速しはじめ、すごく面白い群像劇になっていた!
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年4月17日
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