潤一郎訳 源氏物語 (巻1) (中公文庫)

3件の記録
- 菜穂@mblaq_08252025年6月8日読んでる本のある暮らし積読家読書会すみれ輪読会輪読会にて 第21回 P339~P364「花宴」「葵」 🌸「花宴」では、桜の宴でまたも皆を魅了した光源氏さん。 酔い心地のまま藤壺さんのもとへ行こうとしますが、その願いは叶わず……。 それでも諦めずふらふらしていると、不用心に開いていた戸がひとつ。 そこである美女と出逢い、仲を深めることに。 いや、光源氏さんよ。 いくらなんでもふらふらしすぎやろ。呆れてしまうわ。 頭の中では「あの人もこの人も」と思い浮かべてるくせに、新たな女性を見つけたら吸い寄せられるようにそちらへ行ってしまうんだもの。 ……でも、これは後に厄介なことになりそうな予感。 🍃そして場面は変わって「葵」。 かの有名な(?)御車事件です。 私はまだよく理解しきれていないけれど、やっぱり……根源は光源氏さんなんじゃ……? なんかもう、振り回されて翻弄されている女性たちが本当に可哀想で、読んでいて胃がキリキリしてきました。 私、やっぱり光源氏さんの良さ、わからないわ。 私だったら断然、空蝉の夫・伊予介がいいなぁ。
- 菜穂@mblaq_08252025年4月13日読んでる本のある暮らし輪読会輪読会にて 今回はP304~P325「紅葉賀」 行幸にて藤壺さんの見ている前で素晴らしい舞を披露した光源氏さん。 その後お互いの想いを交わせることはできたもののそれ以降は素っ気ない態度の藤壺さん。 これは仕方ない。むしろ藤壺さんが苦しそうで可哀想。 光源氏さんは寂しさを若紫ちゃんで紛らわすのですが、今度は若紫ちゃんが光源氏さんに夢中になりつつありまた可愛らしく嫉妬もしたり。これは光源氏さんの思惑通りにお育ちなさってきたなと複雑な気持ちになりました。 そんな中遂に藤壺さんのお腹の子が誕生するのですが、お顔は光源氏さんそっくり。そんなベビーを見て桐壺帝は手放しに喜ぶのですが、のんき君かよとツッコミたくもなるものです。藤壺さんは益々苦しそう。光源氏さんは益々傲慢に、それなのに複雑な気持ちになって涙こぼすのはいかがなものかと思うのです。 葵の上やその父にも同情してしまうし…… 「末摘花」で、ちょっぴり光源氏さんの好感度アップしたけれど、またここでダウンでした。 まぁでもよくよく考えてみると、光源氏さんは常に誰かに執着していてそれはそれで苦しそうです。心から幸せと思える平穏な日々は訪れるのだろうか。