空耳の森

空耳の森
空耳の森
七河迦南
東京創元社
2025年4月18日
8件の記録
  • 七日野
    七日野
    @7kano
    2025年8月18日
  • ユメ
    ユメ
    @yumeticmode
    2025年6月8日
    七河迦南さんの作品を読み終えたとき、私は決まって呆然としている。心揺さぶる読書体験に圧倒され、どんな賛辞を連ねればこの本の感想に相応しいのだろうかと、途方に暮れてしまうのだ。 収録されている九つの短編は、一見どれも日常を巧みに切り取った小説であるかのように思われる。だが、読み進めて行くと、突如として上質なミステリに変化するのだ。作者が凝らした技巧、周到に張り巡らされた伏線に物の見事に騙されていたのだと気付かされる瞬間の爽快感は癖になる。中でも「アイランド」は、少し不思議な世界観が思いもよらなかった重い現実に着地するのが印象深い。 そして、基本的に独立した内容であるかと思われた九つの短編は、ひとつの大きな物語へと収束してゆき、最後を飾る表題作で美しくまとまる。それがあの七海学園の現在の物語なのだと分かった瞬間、驚きと感動に震えた。『七つの海を照らす星』と『アルバトロスは羽ばたかない』を読み返したくてたまらなくなる。
  • 権子
    権子
    @m_gonko
    2025年6月5日
    2025/6/5 読了 読み終わって、今すごく心が締め付けられて、温かいような、くすぐったいような、なんとも言えない気持ちになっている。 まさかあの作品と絡められてるとは思わなかった…。 あぁ、七河迦南先生は凄すぎる……。 9つある短編集だが、単なる短編集ではなかった。 一つ一つ読み進めていく度に、真相に驚き、最後の短編で泣きそうになった。 推理小説として短編毎のトリックが素晴らしいのは当たり前として、推理を絡めた物語が本当に…読者を惹き込ませる天才だと思った…。 リコとカイエの短編『さよならシンデレラ』『桜前線』で普通の短編集じゃないと感じたけど、最後の短編で作者の罠に引っかかり(嬉しい)、心揺さぶられました…。 私はこの先生の作品がとても好きだ…。
  • きらた
    きらた
    @kirata
    2025年5月9日
    山岳を舞台にしたサスペンス、孤島で生き抜こうとする幼い姉弟等、収録された9つの短編は一見すると関係なさそうに見えるのだが‥ この作品集の素晴らしさを余すこと無く享受出来たのは、七河迦南の作品を最初から追えた人だけだな、と感じました そんなわけで、詳細は省きますが、七河迦南作品を未読の方は“東京創元社発行の七河迦南の作品は必ず刊行順に読んで下さい”との注意を掲げてみたいです さて 本作は9つの短編からなり、一つ一つに繋がりが無さそうでいて、読んでいくと次第に引っかかる箇所が生じ、解していくとあれ?あれ?と理解出来るようになっているが、本文内で手取り足取りの説明はない 無論、一本一本の短編の謎はまぁまぁ解けているのだが、そこから先を読み解けるかどうかは読者に委ねられている その委ねられている内容が、前作·前々作とも関係していて、脳汁ドパーとなるのです 七河迦南、恐るべし この作品を読む時は、メモ帳があると便利と言うか、読書の補助になりそうです 前作前々作と併読しても良いと思う 人は選ぶけど、刺さったら追い続けたくなる作家(シリーズ作)だと思います(*´艸`*)
  • きらた
    きらた
    @kirata
    2025年5月8日
    短編集?、9篇収録 「冷たいホットライン」 「アイランド」 「It's only love」 「悲しみの子」 「さよならシンデレラ」 「桜前線」 「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」 「発音されない文字」 「空耳の森」
  • 晴耕雨読
    晴耕雨読
    @nukosuki25
    2025年4月20日
    すぐ側にあるようなミステリー9編。『七つの海を照らす星』『アルバトロスは羽ばたかない』と連なる物語たち。 Kindleで読んどる
  • ユメ
    ユメ
    @yumeticmode
    2025年4月18日
    『七つの海を照らす星』『アルバトロスは羽ばたかない』に衝撃を受けた七河迦南さんの新作、とても楽しみ。
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