装丁なども含めて、今のところこの1冊がpanpanya作品で一番好きかも。何度だって読みたい。

枕元に置いて少しずつ

panpanyaさんの旅行記なのですが、まず最初に楽しむのは本の装丁。 大きさの違う冊子を集めたような形で、手作りで紙の束を重ねたかのような表紙にも驚かされます。本文用紙もそれぞれ違う紙になっていて、この装丁だけでしばらく楽しめます。 そして内容も、テーマに沿った東京近郊の旅の回が特に面白い。ソフトクリーム巡り、登山、ハト巡り等。これ以上ソフトクリームを食べたくない時の 「私はまことに不誠実ながら『潰れててくれ！』と願ってしまっていた…」 には笑いました。 旅先で見つけたレトロ看板？色んな書体の看板集も良い。 普通の観光では行かないようなところを巡っているのも面白いけれど、歩いている距離を見ると地味にエグい。