僕は猛禽類のお医者さん

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- つたゐ@tutai_k2025年8月12日おすすめ最近風力発電とかソーラーパネルとかの話題をsnsで見かけるので、風力発電と野生生物の関係に向き合ってる当事者目線のおすすめの本紹介してもいいかな~? 『僕は猛禽類のお医者さん』 https://www.kadokawa.co.jp/product/322404000757/ 『野生の猛禽を診る』 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784894537392 どちらも北海道の釧路湿原で、人間の営みによって傷つけられてしまった猛禽類(を中心とした鳥類)の医療に携わってる斎藤慶輔先生の本。 猛禽類医学研究所には、発電用の風車で傷ついた鳥たちとかもたくさん運び込まれてくるし、研究所のすぐそばではメガソーラーの開発が起こってたりしてるので、インスタグラムやブルースカイのアカウントの投稿を追っていくのもおすすめです。 Aという解決方法が示されたとき、Bという存在は傷つくかもしれず、そしてそのBという存在の修復をになうCという存在もいる、CはAによりよい解決法を働きかけ、ともに歩いていこうとする、ということもよく見える本だと思う。 「Aはよくないよ」という言葉を発する人はみんな敵じゃないし、Aを「いい」と信じるとき、見過ごされるBがあってはならないし、そのBを見過ごさないCの行動を支援するという方法だってある。 答えは一個じゃないし、いろんなものをおいていかないで。