夏の庭

3件の記録
- 空色@kagimusume272025年4月5日読書記録 前に一度読んだ事があったのに、忘れていた!でも忘れていて良かった。もう一度読めたから。 「夏の庭」…って、江國香織さんみたいな題名だけど全然違っていた。副題でThe Friendsって書いてあるのを、読み終わってから気がつく。主人公は12歳の少年3人と死にそうなおじいさん。(死にそうって噂のあるおじいさん)12歳くらいって、死って言葉、世界、感覚に、どうしようもなく取り憑かれるように惹かれてしまう時期かもしれない。危うくて、頑なで、見えないものや未知のものを、いないと知りつつ信じて、怖れて、失敗してしまう。自分という地層の下の方に忘れてきた感覚。今日思い出した。つまり前にも読んだので2回目! そして2回目の涙だと思う。 もう一回忘れてまた読みたい。