ガリヴァー旅行記

3件の記録
- こよなく@koyonaku2025年8月22日読み終わった皮肉というにはどストレートな政治批判、社会制度批判、作者のアンチヒューマンっぷりが清々しい。人は愚かだけど、その愚かさが愛おしい、とはならずに、筆者という設定の主人公が、読者(人間)は穢らわしいから、俺の前に現れるな、で締めくくられてておもろすぎた。 理想だけが先行して役に立たない実験ばかりしてる学者たちを皮肉った章に出てくる数々の実験、キュウリから日光を採取、排泄物をもとの食べ物に戻す、屋根から建て始める建築法、言葉を無くして物をじかに持って会話などなど、おもしれーって読んでたら、いくつかの実験は実際の論文からヒントを得たらしくて、驚愕。