Moral Ambition: Stop Wasting Your Talent and Start Making a Difference

Moral Ambition: Stop Wasting Your Talent and Start Making a Difference
Rutger Bregman
Bloomsbury Publishing PLC
2025年4月24日
3件の記録
- 篠田真貴子@makikoshinoda2025年5月26日読み終わった【「社会課題」ときいてピンとくる人は読むべし、日本語版早く出て欲しい】 前著 Humankind が良かったルトガー・ブレグマンの新著 Moral Ambition は、「社会課題」ときいてピンとくる人は必読の書。URLはコメント欄。 自分のやりたいことは何だろうと自問自答しているヒマがあったら、人類にとって重要な課題に取り組め。 社会課題について論じるくらいなら、行動せよ。 社会課題解決にインパクトを出すのは才能ではない、マインドセットである。(育成機関もある) という話を、歴史を通して現代まで、社会課題を解決したほとんどが無名の人物とエピソードの積み重ねで、アツく焚き付けてくる。 ニューヨークタイムズには「マルコム・グラッドウェルを政治的に先鋭化した感じ」と評されたそうで、まあ、分からなくはない。 文体が毒舌なんだけどユーモアを交えてついつい惹き込まれてしまう。 優しい世界を作るには、周りから後ろ指を指されようがなんだろうが、や・る・ん・だ・よ。 みたいなトーンですね。日本語版はぜひこのトンマナを活かしていただきたいなあ。 どこかでもうちょっとちゃんと内容をご紹介したいです。
- 篠田真貴子@makikoshinoda2025年5月23日読んでる気候変動や貧困問題…世の中の矛盾や汚点はたくさんある。悲しんだり批判したりデモまでしても何も変わらない…実際行動しようよ!という本。行動を起こしてインパクト出した実例がたくさん魅力的に紹介されている。内容も面白い上に、ブレグマンの口調がちょっと皮肉混じりのユーモアと喧嘩腰で、ぐいぐいくる感じで楽しい。こういう課題を論じる本って、文体が洗練されて知的でシリアスか、お涙頂戴な情緒的なものがほとんどなので、これは新しい。Amazonの紹介文に「新世代のマルコム・グラッドウェル」と書いてあった。扱うテーマや著者の動機が少し違う気はするものの、大きなテーマを一般読者を楽しませつつ考えさせるという点では比肩しますねー。そしてブレグマンはまだ30代。これからも注目したいです。 まだ途中なんだけど、いったんの感想でしたー