精神の生態学へ(中)
8件の記録
ジクロロ@jirowcrew2025年11月28日ちょっと開いた「重要なのは、(アルコール)依存者自身がーー醒めているあいだはーー自分の"弱さ"にこそ"問題"があるのだと、一般に考えている点である。彼は「我が魂の司令官」になれると、少なくともそれがあるべき姿だと、信じている。 …… 「依存者は敗北の経験から変化の必要を悟るというだけではなく、敗北することそれ自体がすでに変化の第一ステップである。」ボトルに負け、負けを知ることが、最初の"霊的体験"となる。一つの大いなる力の顕現によって、「意志の力」という神話が崩れ去る……。」 ("自己"なるもののサイバネティクス) それは「自分の弱さ」ではなく、「そうなってしまう自分」であるということ。 「醒めているあいだ」、人は「弱さ」を作り出し、「問題」と解釈する。自己に否定的な解釈は是正を求める。 自分の本性に「醒めている」、それは自分の本性を受け入れていない証左。 本性を受け入れること、それを「目覚める」というのではないか。敗北を肯定することにより、玉座に居座る意志を引き摺り降ろすこと。 意志という神話の僕(しもべ)に、ではなく、 意志という架空の概念から逃れ出る「どうしようもない」意、つまり月並みに言えば「自然」(おのずからしかり)のままに。 「醒めている自分」を狂わす何ものかを絶えず求めているーーこれはアルコール中毒者に限らず人間なら誰しもそうではないか。詰まるところ、醒めている自分こそが一番の敵ではないか。「敗北」とは、「醒めている自分」を狂わす手段が、自己を非創造的にしてしまうものを選んだことを指す。 「醒めている自分」は社会ばかりを重んじ、自己を蔑ろにする。自己を取り戻すための手段として、社会にとっては何かしらの狂気とされる何かが、人間には常に必要なのではないかということを、アルコール中毒者の例えは教えてくれる。


ジクロロ@jirowcrew2025年11月27日ちょっと開いた「情報の"1ビット"とは、一個の差異(ちがい)を生む差異(a difference whitch makes a difference)である。それらの差異が、回路(サーキット)内を次々と変換しながら伝わっていくもの、それが「観念(アイディア)」の基本形である。」 ("自己"なるもののサイバネティクス) 何かを感じる一文。 しかし何を言っているのか分からない。 この分からなさもまた"1ビット"として 自身の脳内を駆け巡る。 その瞬間を、待つことを覚えなければならない。




