バッド・フェミニスト

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- akamatie@matie2025年8月7日読み終わった知らないドラマやコメディアン、ヒップホップの曲の話がたくさん出てきて、少し置いてけぼりになったし、著者の怒りのエネルギーに圧倒されて、正直しんどく感じて、最初はなかなかページが進まなかった。 でも読み進めていくうちに、これは怒りたくて怒っているのではなく、怒らざるを得ない状況があるからこその言葉なのだと、少しずつ伝わってきた。 フェミニストの歴史を知らなくても、完璧な人柄でなくても、黒人であり女性である著者が自分はこう感じるんだって違和感や差別を語る姿にはげまされた。 以前読んだ『私たちにはことばが必要だ』は、戦わなきゃいけないという力強さに圧倒されてしまったけれど、『バッドフェミニスト』は、グラグラと揺れている私を受け入れてくれるような言葉が多くて、ちょうど今の自分にぴったりだったと思う。