作家の仕事部屋

8件の記録
- ss@srkwsy2025年9月20日読み終わった“…それはある種の社会的関係の疎外を表現するものに思えたのです。つまり、エリクチュールはまさしく自由と欲望の領野に属するものなのに、タイピストというひとりの人間が、ある主人によって、ほとんど奴隷的といってもいいような仕事のなかに閉じ込められているように思えたのです。ようするに解決法はひとつしかない、と私は考えました。自分でタイプを覚えることです。この問題をフィリップ・ソレルスに話したところ、彼は、十分な速さでタイプを打てるようになると、タイプで直接書かれた文章がいかにしてそれなりの美しさをもつ一種独特な自発性を生み出すかを説明してくれました。”いい会話