お嬢さん放浪記

お嬢さん放浪記
お嬢さん放浪記
犬養道子
KADOKAWA
2018年7月24日
4件の記録
  • 読書記339 ドカーンと面白い。なにせ犬養道子がパワフルすぎて、あまりにも主人公すぎて、その人間的魅力に直球で喰らってしまった。 タイトルにもあるように、彼女の10年にわたる「放浪」は、彼女がお嬢さんであったから実現し得たものである。それは上から目線のブルジョワ的きまぐれかもしれないし、世間の感覚からはズレたところにあるかもしれないし、意地悪な見方ならいくらでもできるだろう。少なくとも彼女は、自らのやりたいことを選ぶ自由を持つ側の人間だった。 でも、彼女はそれをひけらかすでもなく、親のスネをかじるでもなく、ただただ目の前の人をカテゴライズせず、その人に向き合って、ぶつかって、困難を乗り越えていく。弱い立場の人を助けていく。そんな彼女の朗らかさに、言葉も国も宗教も超えて、多くの人が手を差し伸べたくなるのだ。 私もこんなふうに他者と向き合えたら。目の前のことに全力になれたなら。そう思わずにはいられない。 世界は犬養道子が旅立った1948年当時より、ずっと速く、複雑に、混沌としている。悪意も不信もずっと根深く人の心に染み付いて、放浪記に登場するような人々には、なかなか出会えないだろう。そのことが切なく思える。私もなにか、なにかしたいと、内なるエネルギーが沸き立つような読書体験だった。
  • えふえす
    @yfhfsnki
    2026年7月18日
    この本は一番最初に手に取ったのに、途中まで読んで、この人の他のエピソードをもっと詳しく知りたいしほかの本も絶対に面白いはずだと思って読むのを中断してた。 最近やっとこの本に戻ってきたけど、全ての話を通して【表現こそは異なっても、人間の真情は結局どこの国に行っても同じなのだから】この理念があると感じた。 別の国に生きて別の宗教観で生きて別の考え方をしている人たちは、大きな括り(アメリカ人、イタリア人、日本人とか)で見たときは確かに違いはあるのだけれど、ミクロな視点で人を見たとき大きな差異はない。(筆者が偏見なく物事を見ているから、読んだだけの私がそう感じたのかもしれない) あとそもそも波乱万丈というか突拍子もないことが多くて、お話としても面白い。
  • ふりふろ
    ふりふろ
    @freeflow
    2025年6月22日
    2025/6/22購入
  • Tamak
    Tamak
    @tama71110
    1900年1月1日
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