ニコマコス倫理学(下)

ニコマコス倫理学(下)
ニコマコス倫理学(下)
アリストテレス
渡辺邦夫
光文社
2016年1月8日
4件の記録
  • Ryota
    Ryota
    @ausryota
    2025年7月17日
    フロネーシス(思慮深さ)について知りたくて読んだのだが、おもろすぎて、上巻から読み直している。 アリストテレスとんでもないな、というのが第一印象。どこまであなたの思想は奥行きのあるものなんでしょうね、と美しい論理の運び方にため息が出る。素晴らしい筆致、訳者に感謝。ギリシャ語の概念は、真理、幸福、愛、日常的に使われる曖昧な言葉のオルタナティブを提示してくれる。え、そうじゃないのも全然あり得たのね、と目から鱗が落ちる。 哲学への入門として、ソクラテスの弁明とかクリトンとか、対話篇を読んでほえ〜となったら、ニコマコス倫理学で体系を見るのが黄金ルートだと思う。 自分の経験を照らし合わすことで完成する本。生きれば生きるほど、アリストテレスに近づけるとも言える。
  • @naribe0430
    2025年6月30日
  • USA
    USA
    @usastreet
    2024年10月13日
    下巻の方が面白かった。 特にラスト近くの愛については読み応えがある。 愛とは互いに対等でないと成立しないということを論じており、非常に考えさせられた。 しかし、一般的には「わかっちゃいるけどやめられない」の方がウケが良さそう。
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