それで君の声はどこにあるんだ?

7件の記録
- ひなこ@hnk9272025年4月13日読み終わったずっと読み続ける@ 喫茶と読書 ひとつぶその時には読まなかったが、ずっと頭に残ってしまう本というのはある。「それで君の声はどこにあるんだ?」。 読んでいるとなんとなく著者と一緒に授業を受けているような感覚を覚える。頭を掻きむしってわからなさと対峙して、ある時本や先生のたった一言が光明に感じられる。世界に対する大きな問い、自身の生に対する大きな問いを背負った者だけが感じるあの感覚、懐かしい。 「黒人問題ではない、黒人の危機だ」「私たち黒人は、これまで何人ものトランプと対峙してきた」などハッとさせられる。「あんたにはわからない問題(勝手に命名)」についても書かれており、なんと開かれた正直な本かと思った。