新しいリベラル ――大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」 (ちくま新書)

新しいリベラル ――大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」 (ちくま新書)
新しいリベラル ――大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」 (ちくま新書)
橋本努
金澤悠介
筑摩書房
2025年6月11日
4件の記録
  • John9zaku
    John9zaku
    @exzaku
    2025年10月13日
    アメリカを始めとする右派への支持の大きさは、むしろリベラルの死であるように感じていた。一方で、ではリベラルの代替案はあるのか?という違和感に、正面から回答をくれた本。 調査に基づくリアリティは、自分自身の投票行動に客観的な光を与えてくれたし、同じ党に投票した人が、これほど多様で、私とは違う考えを持つことを知ることができた。 大学卒業後の不勉強を補うほどの現代政治学の数々に未来への希望を感じた。社会のために人的投資する思考を心から支持したいと思えた。
  • BANQ
    @banque
    2025年8月29日
    終章で唐突にかなり軍事的な要素を含む(非核三原則への戦術核を含めた新提案)安全保障論が差し込まれるのが唐突だったが、本書のメインとなる第二部の大規模な社会調査分析から導かれた現在の有権者の6分類は、政党が乱立する現在の政治状況に戸惑う自分のような一市民にとっては素晴らしくクリアな示唆を与えてくれた。ただ「新しいリベラル」と定義された新自由主義的なライト右派層のように感じた。また、現在の国民が広く求めるもの(社会投資的福祉)は政府をして万人の新たな財布として欲してるようにも見えた。すでに個々人では立ち行かない新自由主義的な実生活は、社会的投資を増大させて新自由主義を加速させることによって解決できるのか甚だ疑問に思う。国民が求めてるものを新しいリベラルの求めに応じた政治が提供するとして、果たして国民が求めてるものは国民を幸せにするのか。国民は本当に自らの正解を知っているのか。
  • みぞれ
    みぞれ
    @Mi_ZoRe_
    2025年7月20日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved