鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)

4件の記録
群青@mikanyama2025年9月26日買ったかつて読んだふと思い出した私が買ったのは新潮文庫。本屋の新刊平台でタイトルに惹かれて手に取った。第6回 日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 夏休みも半ばを過ぎたある日、小学5年生の少年は、近所の鉄塔に番号付きのプレートがあることに気づく。鉄塔を辿っていけば秘密の原子力発電所にたどり着くの? かくして自転車で鉄塔を一基づつ訪ねる冒険が始まる。 単行本と文庫本では結末が違うらしいよ! 知らなかったわ。


白湯@umorinosayu2025年8月1日読み終わった鉄塔好きの少年が武蔵野線75ー1から鉄塔を遡る冒険に出る話。 この本を読む前と読んだ後で、普段の見慣れた風景もまた違ったものに見えてくる、そんな本だった。「吉野朔実は本が大好き」がきっかけで知った。 読んでいる時に思い出したのは、子供の頃自転車でひたすら川を遡ったこと、見知らぬ町で一人当てもなくあるいたことだ。読み終わって本を閉じた後、携帯も持たなかったあの頃の誰にも話したことのない自分だけの冒険がまざまざと蘇ってきた。 もしこの本を読んでいる時に電車に乗っていたら、本を閉じた時に車窓から外の景色を見てほしい。なんの変哲もない景色が、この本を通して豊かなものに映るはずだ。