三島由紀夫 薔薇のバロキスム
3件の記録
-ゞ-@bunkobonsuki2026年3月17日昭和の文豪多しと言えど、三島由紀夫ほど「昭和の文豪」を体現した作家はいない。昭和に生まれ、昭和と生き、生涯を一つの年号に捧げた彼は、その振る舞いも昭和らしかった。 かつて作家は世間と離れたところにいたが、三島由紀夫がテレビやラジオといったメディアに出演するようになると、三島以後の作家はメディア出演を当たり前のこととしてこなすようになった。 メディアが全国に膾炙し、活性化した昭和という時代。その申し子たる三島は瞬く間に時代の寵児となったのである。 そんな三島由紀夫を「薔薇」の二文字から評するのが本書である。昭和の文豪たる三島に通底するモチーフはなんなのか。創作において西洋的な思想を取り入れながら、努めて日本由来のものに書き換えてきたこの作家の裏側を探る。



