

49☕️はあまり読めない
@shijuku49
自分用メモとしてかなりゆるめに運用している。
“創作参考資料”はタグから、未購入本は“気になる”から。
☯️易経本リスト、🫠珍しく長文感想を書いた本リストあり↓
- 2026年7月7日
すべては消えゆく (白水Uブックス 141 海外小説の誘惑)アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ,Andr´e Pieyre De Mandiargues,中条省平読んでる🌟愛読書同じく中条省平訳ではあるが、後年の光文社古典新訳文庫(2020)とは微妙に内容が違う。 “旧訳”であるこの白水uブックス(底本は1996年刊)では、過剰に演劇的な物語にふさわしく、より高雅で雰囲気のある喋り方になっている。 特に、全編にわたって象徴的に使われる、ヒロインが語り手を呼ぶ「Seigneur」という呼称。 (※古典演劇で貴人の男性に対して“ムッシュー”の代わりに使うらしい。) 新訳版ではそのまま「セニュール」となっているが、旧訳版では「わが君」(ルビが《セニュール》)となっている。あと、ヒロインの口調が主に敬語になっている。 などなど、細かい違いは他にもたくさんあるが、どちらの訳が好きかは個人差だとは思う。 注釈が付いている方がいい人、すっきりとした現代口語で読みやすい方がいい人なら新訳版を。 - 2026年6月22日
- 2026年6月20日
いえめぐり (ビームコミックス)ネルノダイスキコミックちょっと開いた - 2026年6月15日
- 2026年6月13日
閉ざされた城の中で語る英吉利人 ピエール・モリオン 生田耕作訳 奢霸都館ピエール・モリオン生田耕作読んでる🌟愛読書奢霸都館(1981)のこちらは函つき、ハンス・ベルメールのエッチング七点つき。 エッチングは、初版本発行時に別刷り贅沢本のために用意されたが実現せず、後に別の形で発表されたものであるらしい。(「訳者後記」より) 生田耕作訳はこれを底本としてのちに中公文庫(2003)でも出版されている。 澁澤龍彦訳は白水uブックス(1984)から出版されているが、こちらの著者名及びタイトルは、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ『城の中のイギリス人』。 (モリオンはもともとマンディアルグの変名) この白水uブックス版には、本国の初版発行から26年後に偽名の仮面を脱いだマンディアルグによる、執筆当時の思い出や興味深い解説などが序文として収録されている。その中でもハンス・ベルメールと蟹の話は必見。曰く、甲殻類を食うことは生体の分解・解剖・解体と似ていて、サド的な食べ物の系列に分類できる云々、と。 澁澤訳はより読みやすく面白くて大好きだが、しかし澁澤大先生はその影響を受けて翻訳家になった後人たちがビックリするくらい致命的な誤訳も多い人らしいので、本作品にもそろそろ新訳があってもいいのではないかな。 (秋吉良人訳『閨房の哲学』や、高遠弘美訳『完訳 Oの物語』のように。両人ともあとがきで愕然としている。) なおこの作品の内容は、マンディアルグ特有の煌びやかな美意識が行き渡った、サド公爵リスペクトなハード鬼畜系ポルノ。 中公文庫版の巻末の「本文中、登場人物の内面描写や会話に人種差別的な呼称がありますが〜」に続く文がなんとも振るっている。曰く、 「人間意識の禁忌にあえて踏み込む本作品の文学的特質に鑑み、原作を忠実に反映させた翻訳をそのまま掲載しました。」 ……この文面を49の中の“唯美主義者"くんは嬉々として味わっているが、一方で“理性者”は思考を始めた。コレって的確な言葉か? マンディアルグは演劇的な構造美を重視する作者であり、「あえて人間意識の禁忌にあえて踏み込む」奇怪な舞台を際立たせるために、“その配役(キャラクター)に持たせるに相応しい性質”として過剰なステレオタイプを採用したんだろう。それはわかる。 しかしそれらは意図的なものだったのか?単に作者内の固定観念だったのでは? 黒人キャラたちを性的に怪物的に野蛮に描き、ユダヤ人たちを矮小に無様に描写したのちに、でもこの悪辣で露悪的な主要人物(モンキュ)は、男も女も年齢も身分も国籍も問わず人間は等しく凌辱して虫ケラのごとく殺してるよ!イギリスもフランスもドイツも平等に馬鹿にして嘲笑ってるよ!人種差別者とかじゃなくて人類全員に情を持たぬサイコキャラなんだよ!……と言ったところでそれは本当に“平等な筆”なんだろうか?というのが49の疑問である。 “唯美の前では非倫理やリアリズムなどいかほどのものか”というようなスタンスがマンディアルグの「文学的特質」であることは間違いない。しかしその差別描写がどこまで作為的なものだったかは正直分からない。(気にするような点でもないかもしれないが) ……などなど思わなくもないが、もちろん49は無修正であること自体に文句があるワケではない。もちろん。 では、こういう“差別的表現に対する編集部注”には、どんな言葉が最も的確と言えるんだろうか? 個人的に一番納得したのは、同じくマンディアルグ作の『すべては消えゆく』講談社古典新訳文庫(2020)のものである。以下全文。 「本書には、今日、許容されるべきでない『啞』という言葉や『浮浪者』『不具者』などの用語が使われています。また、特定の民族に対して『スリを仕込まれたジプシーの子供たち』など、ステレオタイプの差別的な表現も使用されています。 本作品群が成立した一九八〇年フランスの社会状況に鑑みたとしても、それぞれ不快・不適切な表現であることは間違いありません。 しかしながら、本作の歴史的、文学的価値と、著者がすでに故人であることを考慮した上で、原文に忠実に翻訳することを心がけました。 それが今日ある人権侵害や差別問題を考える手がかりとなり、ひいては作品の文学的価値を尊重することにつながると判断したものです。差別の助長を意図するものではないということをご理解ください。」 あるいは (どの本で見かけたのか失念してしまったので確認はできないが) 作中の差別的表現に対して、時代を鑑み 、また「作者の限界」であるとしてそのまま掲載した、と書いているものがあった。 “作品が書かれた時代”の人権意識の限界ではなく、“作者”の人権意識の限界。 つまるところ、一番的確に言い表しているのはコレなんじゃないかと思う。
- 2026年6月13日
- 2026年6月12日
表徴の帝国ロラン・バルト,宗左近ちょっと開いた創作参考資料 - 2026年6月12日
魂の形について多田智満子ちょっと開いた創作参考資料 - 2026年6月11日
ユリイカ 1992年 9月 特集 ※ マンディアルグ ― エロスの夢マンディアルグ,三好郁朗,谷昌親,野崎歓,須藤哲生ちょっと開いた創作参考資料 - 2026年6月11日
黒い美術館: マンディアルグ短編集 (白水Uブックス 83)アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ気になる買う同じタイトル『黒い美術館』でも、 「白水Uブックス 生田耕作訳」(1989)と 「白水社 生田耕作訳」(1968)で 収録作はまるっきり違うんですか?!?!(初耳) ▼ 白水Uブックス版 「サビーヌ」「満潮」「仔羊の血」「ポムレー路地」「ビアズレーの墓」 ▼ 白水社版 「ダイヤモンド」「生首」「断崖のオペラ」「裸婦と棺桶」「子羊の血」 白水社版の作品は、白水Uブックスの他の短編集にも収録されている。 ・「ダイヤモンド」「裸婦と棺桶」→『燠火』 ・「生首」「断崖のオペラ」→『狼の太陽』 ちなみに、これまた未所持である「白水Uブックス 中条省平訳」版の『すべては消えゆく』は“表題作のみ”らしいが、「光文社古典新訳文庫 中条省平訳」(2020)とは違い、時代がかった演劇的な旧訳であるらしい。そちらも読みたい。 上記の未所持2冊を入手したら、収録作リストでも作ろうかな。 - 2026年6月11日
定本 夢野久作全集 第4巻夢野久作,川崎賢子,沢田安史,西原和海,谷口基ちょっと開いた読んでる - 2026年6月9日
魯山人味道改版北大路魯山人,平野雅章ちょっと開いた創作参考資料 - 2026年6月6日
- 2026年6月6日
- 2026年6月2日
翻訳語成立事情柳父章読んでる創作参考資料近代の日本人は、西欧文明から来た“新しい概念”をどう翻訳したか?誰が訳したのか? 「社会、個人、近代、恋愛、存在、彼女」などの語は、翻訳のために作られた“新造語”。 「自然、権利、自由、彼」などの語は既存の言葉ではあったが、翻訳語として新しい意味を与えられた語句だった。 まず言葉があってこそその概念の理解や分析が始まる。興味深く読みやすい論考。 - 2026年5月31日
差別のない本屋に通いたい。仲川啓介気になる読みたい - 2026年5月31日
- 2026年5月31日
- 2026年5月31日
昭和語 (朝日文庫 さ 5-1)榊原昭二買った創作参考資料昭和元年(1926年)〜昭和60年(1985年)までの、流行語、主な出来事や事件、流行った本・歌・映画、政治や風俗などが一年刻みで事細かに解説されている。すごい。 この時代が舞台の創作をしている人は、参考資料としてぜひ買った方がいい。 - 2026年5月31日
魔の系譜谷川健一買った創作参考資料
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