真夜中のパーティー

4件の記録
jirowcrew@jirowcrew2025年11月19日読んでる「ディックは、ひとり暮らしだった。人がいうには、おくさんがいたんだけど、なん年も前に逃げられちまったのだそうだ。だから、今じゃ、ディックは好きなように暮らしていた。うちのお母さんにいわせると、ブタ小屋のブタみたいな暮らしぶりというわけだ。 いつか、ぼくは母さんに、ディックがうらやましいといったことがある。そしたら、ばかなことをいうんじゃないよとしかられちまった。」 (『よごれディック』) 「のだそうだ」、「というわけだ」。 子どもは大人のいうことに流されず、ありのままを見て直感する。 そしてその直感はただしい。ことにその直感を大人がある感情を伴って否定してくる場合には。 最後には、やっぱり「ぼく」がいったことに共感する。直感というものは、そのすべてがポジティブなものかもしれないと感じた。




