カント入門講義
4件の記録
ゆめ吉@yume_books13572026年1月23日読み終わった読書日記とてもわかりやすい一冊。色々知ることができる。カントの生涯から始まり、コペルニクス的転回に至るまで。神学に近いんだろうな。哲学であることを念頭に置いて読むと〝感覚〟と〝知性〟の境を文字とする、であるか。ロックの「物そのもの」→「触発」→「観念」とカントの「物そのもの」→「触発」→「表象」の違いなども論じられている。ロックの考え方を支持するかな。ラテン語と英語では語源の捉え方が異なるという前提が必要である。日本語では〝表象〟と漢字化されているが、ラテン語では〝repræsentatio〟とされている。ここになんらかのトリックがある。それがA and Eのアルファベットである。分かるので、あえてアルファベットとして載せる。此処にも論証があるのだが、ラテン語の語源の勉強不足なのでここで失礼する。 ラテン語を勉強するときは、万年筆じゃ無いとダメよ。気をつけて。和辻哲郎先生を見習おう。









- 62yen@62yen2026年1月4日読み終わった『純粋理性批判』『判断力批判』を読むための前提条件を揃えるために読んだ。たいへんわかりやすく、大体わかったような気になってしまったが、もちろん謎はある。 カントがなぜこれほどまでに、人はアプリオリな総合判断(経験によらない、価値のある判断)が可能である、と主張することにこだわったのか、凡人にはいまいちよくわからない。 この仮説を曲げないために無理してロジックを補強したかのように見えるし、じっさい本書もそういう感じの解説をしていて、自分もそれに同調せざるを得なかった。 主張の根拠のひとつとして12の純粋知性概念というものが用意されていてこれはすごい……これどこから出てきたんや……ってなる。正直これだけでも面白い。 要は生じた感覚を統合して思考するためのフレームワークが人にはあらかじめ(経験によってではなく!)普遍的に備わっている、ということなのだが、本書の著者も疑問視するとおり、本当にそうかな? と思ってしまう。 というように、読者が疑問に思うであろうポイントを丁寧に拾いつつ解説してくれるので、置いてけぼりにならずに最後まで読める本である。親切。 なお、思えば自分が若い頃は極端な観念論のほうにこそ魅力を感じていて、SFなんかでもそのほうが面白いなと思うけど、カントのように、物自体の存在は否定しない(でも認識はできない)という立場が本当のような気はしている。世界が全部自分がつくりだした幻想のようなものだとはやはり思えない。
