新・大学でなにを学ぶか

3件の記録
- 句読点@books_qutoten2025年10月3日すでに大学を卒業して十年近く経つのになぜこんなタイトルの本を、とも思うが、執筆陣のに好きな著者が何人も文章を寄せていたので図書館で借りて読んだ。 大学入学前に読んでおきたかった(2013年入学なので当時まだこの本はこの世にない)と思ったが、学びというのは一生続くものであるし、この本は何も大学生に限定せずに、広く「学ぶ」とは何かについて重要な示唆を与えてくれる。 大学卒業して何年経っていてもこの本読むと大学入学前のようななんでも吸収してやろうという意気込みが湧いてくるし、貪欲に学んでみたくなる。 特に國分功一郎さん、伊藤亜紗さん、磯崎憲一郎さん、中島岳志さん、山崎太郎さん、多久和理実さんの文章からは得るものが大きかった。(もちろん他の方のもそれぞれ良かった) 常々思っていることだけど、高校生などの若い人をメイン読者に想定して書かれている本は、大人にとってもかなり面白いということ。岩波ジュニア新書などは特にそう。特に何かを学び直したいと思っていたり、新たに何かを学んでみたいと思っている人にとっては、学びの入り口としてこんなに優れているものもないと思う。