あの夏のキミを探して

あの夏のキミを探して
あの夏のキミを探して
汐見夏衛
スターツ出版
2025年7月20日
3件の記録
  • 「どんなにつらいことでも、かならず終わる日がくるわ。だからね、おたがい、がんばりましょうね」 『好きなものを好きでいた気持ちを、失いたくなかった。また好きになりたかった。』 『伝えたい気持ちを、ちゃんと伝える大切さを。悪い状況のままで放置せずに、ちゃんと行動を起こすことの大切さを。』 汐見先生が戦後八十年に合わせて、小学校中学年でも読みやすいようにと書かれた作品。 思い出のマーニーを彷彿とさせる、戦時中に十三歳だったキミちゃんと現代の十三歳である陽和が裏山で巡り会う、不思議な十日間の物語。 人の幸不幸は比べられるものではないし、時代が違えば価値観や様々なものに対する重みも変わり、比べることなんてできないけれど。 一世紀も経っていない時代に、いま自分が生きているこの国は戦争をしていた。 未来を夢見ていたであろうたくさんの若い人たちが命を落としていった時代。 もちろん今の時代は今の時代で苦しみの内容は全然別ものだし、話せば分かり合えるなんて生微温いものでもない。 学びたくても学べず国の指揮下で働かざるを得ない子どもたちが今の時代でもいる。 そのことは心に留めておかなくてはいけない事実だと思う。
  • 雑誌の広告にて汐見先生の最新作とのことで。表紙がすごく綺麗…と思ったら、前々から目を惹かれることが多いふすいさんのイラストだった。友人と会う予定がありたまたま池袋に行った際、ジュンク堂本店にサイン本があるとの情報を得て、これは手に入れなくては!と思い購入。
  • nica
    nica
    @nica
    2025年8月2日
    文字も大きくて約200pと短い本なので2時間かからずに読み終えた 小学中学年向けくらいの本かなと思いながら読んでいたら あとがきに まったくそのような内容が書かれていたので読書感想文にいいのではないでしょうか
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